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山梨百名山とは?全100座を一覧でまとめ【エリア・難易度・地図付き】

写真:TarnishedPath, Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)

·山梨県

山梨百名山とは?全100座を一覧でまとめ【エリア・難易度・地図付き】

山梨県が選定した「山梨百名山」。富士山・北岳・甲斐駒ヶ岳など名峰揃いの全100座を、エリア・難易度・地図リンク付きで一覧にまとめました。

目次

  1. 山梨百名山とは
  2. 山梨百名山の特徴
  3. 難易度の目安
  4. エリア別の特徴と代表的な山
  5. 大菩薩・道志エリア
  6. 南アルプスエリア
  7. 富士・御坂・天子エリア
  8. 八ヶ岳・奥秩父エリア
  9. 身延山地エリア
  10. 初心者におすすめの山梨百名山ベスト3
  11. 1位:岩殿山(634m)★☆☆☆☆
  12. 2位:高川山(976m)★★☆☆☆
  13. 3位:大菩薩嶺(2,057m)★★☆☆☆
  14. 選定の経緯と、甲府市にある10座
  15. 山梨百名山マップ
  16. 全100座 一覧表
  17. 山梨県の登山計画書の出し方
  18. まとめ
  19. 参考リンク
  20. 関連記事

山梨百名山とは

山梨百名山とは、山梨県が1997年に選定した、県内の名峰100座です。一般公募や市町村推薦で候補を集め、「県民に親しまれている」「全国的な知名度がある」「歴史・民俗との関わりがある」などの基準で選考委員会が選定しました。

山梨県は日本有数の山岳県で、日本最高峰の富士山(3,776m)や日本第2位の北岳(3,193m)、南アルプスの名峰群、八ヶ岳、奥秩父と、バラエティ豊かな山々が集まっています。

山梨百名山の特徴

  • 選定: 山梨県(1997年)
  • 座数: 100座
  • 標高帯: 約568m(白鳥山)〜3,776m(富士山)
  • エリア: 大菩薩・道志 / 南アルプス / 身延山地 / 富士・御坂・天子 / 八ヶ岳・奥秩父
  • アクセス: JR中央本線・身延線沿線から多数アクセス可能

難易度の目安

難易度 目安
★☆☆☆☆ 初心者向け。標高1,000m未満の低山が中心
★★☆☆☆ 初級〜中級。日帰り可能な山が多い
★★★☆☆ 中級。体力・装備が必要
★★★★☆ 上級。長時間行動や岩場あり
★★★★★ 上級〜高難度。3,000m級や危険な岩稜帯を含む

エリア別の特徴と代表的な山

大菩薩・道志エリア

大月市・上野原市周辺の低〜中山域です。JR中央本線沿線からアクセスしやすく、都心から日帰りで登れる山が揃っています。秀麗富嶽十二景に選ばれた山も多く、富士山の眺望が楽しめるのが特徴です。

代表的な山として、大菩薩嶺(2,057m)は山梨百名山の中でも特に人気の高い山で、上日川峠からの往復コースなら初〜中級者でも楽しめます。稜線から望む富士山の景色は格別です。高川山(976m)は初狩駅から歩いて登れるアクセスの良さで、初心者の入門として非常におすすめです。

大菩薩嶺、牛ノ寝の紅葉
大菩薩嶺、牛ノ寝の紅葉。写真:Raita Futo, Wikimedia Commons(CC BY 2.0)

南アルプスエリア

日本第2位の北岳(3,193m)をはじめ、甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳・鳳凰三山など、3,000m級の名峰が集中するエリアです。夏山シーズン(7月〜9月)が登山適期で、芦安・広河原などの登山口から山行が始まります。

北岳(3,193m)は日本で2番目に高い山として知られ、高山植物の宝庫でもあります。甲斐駒ヶ岳(2,967m)は白い花崗岩の山頂が美しく、黒戸尾根ルートは日本三大急登のひとつとして知られています。体力と経験が必要なエリアですが、その分だけ達成感も格別です。

甲斐駒ヶ岳の山頂
甲斐駒ヶ岳の山頂。写真:Mass Ave 975, Wikimedia Commons(CC BY-SA 3.0)

富士・御坂・天子エリア

富士山(3,776m)を中心に、御坂山地や天子山地など、富士山を間近に眺められる山々が揃うエリアです。標高は低めの山も多く、富士山ビューを楽しみながら歩くことができます。

富士山(3,776m)は日本最高峰で、山梨百名山の象徴的な存在です。夏山シーズン(7月〜9月)には吉田口・須走口が開山し、多くの登山者が山頂を目指します。三ツ峠山(1,785m)は河口湖駅からのバスでアクセスでき、山頂からの富士山の眺望が素晴らしい山として人気です。

三ツ峠山の山頂から見た富士山
三ツ峠山の山頂から望む富士山。写真:Guilhem Vellut, Wikimedia Commons(CC BY 2.0)

八ヶ岳・奥秩父エリア

八ヶ岳連峰と奥秩父山塊からなるエリアで、岩稜歩きや縦走など本格的な登山が楽しめます。赤岳(2,899m)・硫黄岳・天狗岳など個性豊かな山が連なっています。

金峰山(2,599m)は奥秩父の盟主ともいえる存在で、山頂の五丈岩(奇岩)が目印。甲府から大弛峠経由でアクセスすると比較的楽に登頂できます。茅ヶ岳(1,704m)は「ニセ八ヶ岳」とも呼ばれ、登山家・深田久弥が終焉を迎えた山として知られています。

金峰山の五丈岩
金峰山の五丈岩。写真:Σ64, Wikimedia Commons(CC BY-SA 3.0)

身延山地エリア

山梨県南部の静かな山域で、身延山(1,153m)や七面山(1,989m)など、信仰の山や歴史ある山々が集まるエリアです。登山者も少なく静かな山行が楽しめますが、マイカーが必要な場合も多いです。

七面山(1,989m)は日蓮宗の霊山として信仰を集める山で、参道には宿坊もあります。登山口から山頂まで約4〜5時間の行程で、信仰と登山の両方を体験できる特別な山です。

初心者におすすめの山梨百名山ベスト3

1位:岩殿山(634m)★☆☆☆☆

JR大月駅から徒歩10分の登山口からアクセスでき、山頂からは大月市街と富士山を望める絶景スポットです。戦国時代の山城跡が残り、歴史と自然を同時に楽しめます。

岩殿山
大月市の岩殿山。写真:Σ64, Wikimedia Commons(CC BY 3.0)

2位:高川山(976m)★★☆☆☆

JR初狩駅から直接登れる便利な山。山頂が広く開けていて、富士山・南アルプス・丹沢など360度の展望が楽しめます。コースタイムは往復3〜4時間で、初心者でも無理なく楽しめます。

3位:大菩薩嶺(2,057m)★★☆☆☆

上日川峠から登ると往復3〜4時間で登頂でき、稜線からの眺望が素晴らしい山です。2,000m超の山梨百名山の中でも、特に初心者が挑戦しやすいコース設定になっています。

選定の経緯と、甲府市にある10座

甲府市の公式ページでは、山梨百名山を「一般公募と市町村推薦による282の山の中から、知名度や歴史、登山やハイキングが楽しめるかなどを基準に、1997年に山梨県が選定した山」と説明しています。甲府市内には山梨百名山が10座あります。同市は、各山の参考タイムはあくまで目安であり、登山前にしっかり調べて準備するよう呼びかけています。

山名 標高 甲府市の紹介(要点)
帯那山 1,422m 山頂付近まで車道があり、駐車場から5〜6分で山頂。6月中旬に東側の斜面にアヤメが咲くことで知られる
要害山 780m 武田信虎が築いた詰めの城の跡。土塁、石垣、竪堀跡が残る
羅漢寺山 1,058m 昇仙峡の右岸にあり、弥三郎岳など3つの峰の総称。ロープウェイで山頂へ上がれる
滝戸山 1,221m 「やまなしの森林百選」に選ばれたシラカシ林、アオギリ林、ミズナラ林がある
金峰山 2,599m 山頂直下の五丈岩(高さ約15m)の根元に蔵王権現をまつる修験道の山
黒富士 1,635m 見る角度で姿が変わる山。北側の長窪峠から南を望むと、端正な「富士」の形に見える
王岳 1,623m 山頂から南に、青木ヶ原樹海を抱くように裾を広げる富士山と西湖を望める
三方分山 1,422m 山頂から東・北・南の三方に尾根が張り出し、それぞれ旧村の境界だったことが山名の由来といわれる
太刀岡山 1,295m 約150mの大岩壁の先に巨大な鋏岩がある。登山道沿いの巨岩はクライミングの対象
大蔵経寺山 716m 「山梨」の呼称発祥の地ともいわれる。山裾には積石塚古墳が約200基点在する

甲府市は、同じ山でも参考ルートの所要時間が3時間台の短いものから8〜9時間の長いものまで幅があることを示しています。たとえば三方分山の精進集落からの周回は約3時間45分、太刀岡山は約3時間40分、金峰山の瑞牆山荘から大弛峠までの縦走は約9時間(いずれも休憩1時間を含む目安)です。同じ「百名山」でも、必要な体力はかなり違います。

山梨百名山マップ

全100座の位置を地図でざっくり把握したい方向けに、山梨百名山をまとめて見られる埋め込みマップを追加しました。エリアごとの分布感をつかんでから一覧表を見ると、山域ごとの特徴もイメージしやすくなります。

全100座 一覧表

エリアで絞り込んだり、標高・難易度でソートできます。

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山梨県の登山計画書の出し方

山梨県警察によると、2017年10月20日に「山梨県登山の安全の確保に関する条例」が施行され、これに伴って登山計画書の提出先が変更されました。登山計画書の提出は、登山届アプリ「コンパス」だけでも問題ないと案内されています。

  • 電子メール:山梨県観光資源課(tozanpost@pref.yamanashi.lg.jp)へ送る。連絡先は055-223-1576
  • ファックス:登る山域によって番号が異なる。富士山は050-3066-0107、南アルプスは050-3066-0113、八ヶ岳は050-3066-0117、中央線本線以北は050-3066-0123、中央線本線以南は050-3066-0128
  • 様式:日本語、英語、韓国語、中国語の様式が用意されている

甲府市は、計画書は万一の遭難に備えて警察に提出することで、捜索・救出の際に利用されると説明しています。山梨百名山に登る前には、登る山域に合った提出先を選んでください。

また、同市は「ごみは持ち帰る」「下に向かって石などを転がさない」「山火事に気を付ける」「動植物を持ち帰らない」といったマナーを守るよう呼びかけています。道に迷うなど助けが必要なときの緊急連絡先は110番、または山梨県警察本部地域課(055-221-0110)です。

まとめ

山梨百名山は、手軽な低山から日本最高峰の富士山まで幅広い山々が揃っています。登山を始めたばかりの方は岩殿山(634m)や高川山(976m)などの低山から、経験を積んだら甲斐駒ヶ岳や北岳などの南アルプスの名峰にも挑戦してみてください。

全100座の踏破を目指す「山梨百名山コンプリート」は、山梨の自然と歴史を深く知る旅にもなります。


参考リンク

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最終更新: 2026年10月19日 07:32

執筆・確認

山日記編集部

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