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草津白根山は今登れる?【2026年10月最新】湯釜の試行開放は10月19日で中止、規制範囲・本白根山・志賀草津道路の冬季閉鎖(11月11日〜)を解説

写真:663highland, Wikimedia Commons(CC BY 2.5)

·⛰ 草津白根山 (2,165m)·群馬県·難易度: 規制確認が前提·⏱ 規制の状況により変わるため、公式情報で確認してください

草津白根山は今登れる?【2026年10月最新】湯釜の試行開放は10月19日で中止、規制範囲・本白根山・志賀草津道路の冬季閉鎖(11月11日〜)を解説

草津白根山は今どこまで行ける?10月13日に始まった湯釜周辺(西側登山道・弓池周辺)の試行開放は、混雑と渋滞のため10月19日で中止され、10月20日から駐車場も使えません。噴火警戒レベル1でも続く火口から約500mの立ち入り規制、閉鎖が続く本白根山、11月11日13時からの国道292号志賀草津道路の冬季閉鎖まで、草津町・気象庁・群馬県の公式情報で整理します。

目次

  1. 草津白根山の規制状況(2026年10月22日現在)
  2. 10月13日からの試行開放と、19日の中止
  3. 開放されたのは「500mの外」の一部だけだった
  4. 中止の理由は「火山」ではなく「混雑と渋滞」
  5. 次の開放はいつ?
  6. 湯釜に近づけない理由|レベル1でも残る「500m」
  7. 本白根山は登れる?
  8. 志賀草津道路はいつまで通れる?
  9. 今の時期に草津で歩けるところ
  10. よくある質問
  11. 草津白根山は百名山の山頂まで登れる?
  12. 湯釜は見られる?
  13. 車で通るだけならいい?
  14. 噴火警戒レベル1なのに、なぜ入れないの?
  15. まとめ
  16. 参考リンク
  17. 関連記事

「草津白根山は今登れるの?」という問いに、先に答えます。2026年10月22日現在、草津白根山の山頂部(湯釜・西側登山道・弓池周辺)と本白根山の遊歩道には入れません。国道292号(志賀草津道路)は通れますが、11月11日13時から冬季閉鎖に入ります。

10月13日から湯釜の近くまで歩ける「試行的な一部開放」が始まり、約8年ぶりに湯釜を見られると話題になりました。ところが想定を大きく上回る人と車が集まり、国道292号の渋滞が続いたため、草津町は10月19日で開放を中止しました。10月20日からは、開放していた区域と駐車場も使えません。

この記事では、草津町・嬬恋村・気象庁・群馬県の発表をもとに、「どこまで行けるのか」「なぜ入れないのか」「次はいつ見られそうか」を順に整理します。

出かける前に、必ず最新情報を確認してください。 規制は火山活動や町の判断で変わります。草津町の新着情報と気象庁の火山活動の状況を見てから計画しましょう。

国道292号は通れる、湯釜・西側登山道と弓池周辺・草津白根山駐車場・本白根山の遊歩道は入れない、草津温泉周辺の遊歩道はコースによる、という一覧と、5月15日のレベル引き下げから11月11日の冬季閉鎖までの2026年の流れを示した図
草津白根山の各エリアの状況と、2026年の主な動き。草津町・嬬恋村・気象庁・群馬県の公表内容をもとに作成しました。作成:山日記

草津白根山の規制状況(2026年10月22日現在)

場所・項目 今の状況 根拠
白根山(湯釜付近)の噴火警戒レベル レベル1(活火山であることに留意)。2026年5月15日にレベル2から引き下げ 気象庁
湯釜火口からおおむね500mの範囲 立ち入り禁止。草津町長が災害対策基本法第63条にもとづいて規制 草津町
西側登山道・弓池周辺(500mの規制区域の外) 入れない。10月13日〜19日に試行開放したが中止。再開の日時・方法は未定 草津町
草津白根山駐車場 使えない。試行開放していた駐車場も10月20日から利用停止 同上
本白根山の遊歩道(本白根探勝・鏡池探勝・石津本白根コース) 閉鎖。嬬恋村が災害対策基本法第63条で登山道への立ち入りを禁止 嬬恋村
本白根山の噴火警戒レベル レベル1 気象庁
国道292号(志賀草津道路) 通行できる。冬季閉鎖は2026年11月11日13時〜2027年4月21日10時(予定) 群馬県

10月13日からの試行開放と、19日の中止

開放されたのは「500mの外」の一部だけだった

草津町は、噴火警戒レベルが1で推移していることを踏まえ、湯釜火口から500mの規制区域の外にある西側登山道と弓池周辺の一部を、10月13日から区域と時間を限って開放しました。予定は11月8日までで、町の案内では次のような条件がついていました。

  • 登山道に入れるのは10時〜15時。16時には開放区域と駐車場を閉鎖
  • 草津白根山駐車場の一部を無料で開放(普通車240台程度・大型車20台程度)
  • 白根レストハウスの売店・飲食施設は営業せず、トイレは指定部分のみ
  • 西側登山道は約610mの玉石舗装の道で、凹凸や起伏がある(標高約2,160m)

あくまで「来年度以降の開放方法を検討するための試行」と位置づけられていました。

緑の草原に広がる二つの池と木道、その奥に木々に覆われた丸い山
夏の弓池周辺。試行開放ではこの周辺の一部が対象になりました。写真:663highland, Wikimedia Commons(CC BY 2.5)

中止の理由は「火山」ではなく「混雑と渋滞」

開放が始まると、駐車場の開場前から国道292号に入場待ちの車が並び、渋滞が繰り返されました。町は10月15日から18日にかけて、国道上で待たないよう何度も呼びかけています。10月18日には、駐車場付近で約7kmの渋滞が起きていると発表しました。開放区域の外への立ち入りやドローン撮影も確認されたといいます。

町が挙げた中止の理由は、大きく2つです。

  1. 避難・救援の道が確保できない:渋滞した国道では、万一噴火したときに避難誘導や救急車などの通行ができなくなるおそれがある
  2. 地域の交通と衛生への影響:国道292号は近隣の町村や県外へ行き来する道でもあり、一般の通行に大きな支障が出た。トイレ待ちも続いた

町は係員を当初予定の3倍以上に増やしましたが、安全上の課題を解消できる見通しが立たないとして、10月19日(月)で開放を中止しました。

ここで大事なのは、町が「火山活動の変化を理由とするものではない」と明記していることです。噴火警戒レベルは1のままで、湯釜火口から約500mの立ち入り規制もそのまま続いています。

次の開放はいつ?

草津町は「再開の日時や方法は現段階で決定していません」としています。今後は交通・避難・施設運営・区域管理の面から結果を検証し、将来の開放のあり方を検討するとのことです。

国道292号は11月11日13時から冬季閉鎖に入るので、今シーズン中に再び開放されるかどうかは分かりません。冬季閉鎖の解除予定は2027年4月21日10時です。来シーズンの扱いは、町の発表を待ちましょう。

湯釜に近づけない理由|レベル1でも残る「500m」

白っぽい岩壁に囲まれた乳白色がかった緑色の火口湖と、その手前の小さな池
火口湖の湯釜(2011年10月)。写真:Duke Yuin, Wikimedia Commons(CC BY 2.0)

白根山(湯釜付近)の噴火警戒レベルは、2025年8月に2(火口周辺規制)に上がり、2026年5月15日に1へ下がりました。気象庁は、地震活動が3月ごろから少なくなり、地下の膨張を示す地殻変動も4月上旬にはおおむね止まったことなどから、火口からおおむね1kmに影響する噴火の可能性は低くなったと判断しています。

それでも、気象庁は今も次の2点に注意するよう呼びかけています。

  • 湯釜火口からおおむね500mの範囲では、ごく小規模な火山灰などが噴き出す可能性がある
  • 湯釜火口の周辺では火山ガスが出ていて、くぼ地や谷では濃い火山ガスがたまることがある

この呼びかけを受けて、草津町は火口から500mの立ち入り規制を続けています。レベル1は「安全」という意味ではない、と町も明記しています。規制区域に無断で入ると警察に通報される場合があり、過去の登山記録やSNSの写真を見て「行けそう」と判断するのは禁物です。

茶色い火口壁に囲まれた手前の池と、その奥に見える水色の火口湖
手前が枯釜の池、奥が湯釜(2013年5月)。写真:halfrain, Wikimedia Commons(CC BY-SA 2.0)

本白根山は登れる?

本白根山の遊歩道は閉鎖中です。本白根山の噴火警戒レベルは1ですが、嬬恋村は「本白根山の噴火の危険性が高い」として、本白根山探勝コース・鏡池探勝コース・石津本白根コースの登山道への立ち入りを、災害対策基本法第63条にもとづいて禁止しています。草津町の遊歩道の案内でも、本白根コースは火山規制のため利用できないとされています。

本白根山では2018年1月、鏡池付近で前ぶれなく噴火が起き、死傷者が出ました。気象庁は今も、火口付近では突然の噴出に注意が必要だとしています。今回の試行開放の対象は白根山(湯釜)の西側だけで、本白根山は最初から対象外でした。再開は、嬬恋村・草津町が正式に発表してからと考えてください。

緑の斜面の下に曲がりくねった道路が見え、奥に山並みが続く景色
北北西側から見た本白根山方面の眺め(2014年6月)。写真:Алексей Чикишев, Wikimedia Commons(CC BY 3.0)

志賀草津道路はいつまで通れる?

国道292号(志賀草津道路)は、2026年5月29日13時に殺生ゲート〜万座三差路の通行止めが解除され、全線で通れるようになりました。草津町も10月19日の発表で「国道292号は通行可能です」としています。

ただし、車を停めて山頂部を歩くことはできません。草津白根山駐車場は10月20日から使えず、国道上での駐停車も危険です。

今年の冬季閉鎖は次のとおりです(群馬県)。

区間 閉鎖開始 解除予定
国道292号 草津町(天狗山ゲート)〜中之条町(長野県境・渋峠)17.9km 2026年11月11日(水)13時 2027年4月21日(水)10時
県道牧干俣線(奥万座〜国道292号万座三差路)3.0km 2026年11月11日(水)13時 2027年4月21日(水)10時

群馬県は、標高の高いところでは10月から雪が降るおそれがあるとして、冬用タイヤの装着やチェーンの携行を呼びかけています。閉鎖期間の前でも、雪や凍結で通行止めになることがあります。

志賀草津道路

志賀草津道路(2026年9月 筆者撮影)

今の時期に草津で歩けるところ

山頂部に入れない間も、草津温泉の周辺には火山規制の対象外の遊歩道があります。草津町の案内に載っているコースは次のとおりです。

コース 所要時間の目安 距離
武具脱の池遊歩道 約20分 約0.5km
しゃくなげコース 約50分 約3.2km
嫗仙の滝コース 往路約20分、復路50分以上 約1km
殺生・万代鉱・石尊山・草津自然遊歩道コース 約1時間45分 約5km

(草津町「遊歩道(ハイキングコース)」より)

同じページでは、本白根コース、白根山・湯釜見学コース、富貴原の池コース、清水沢コースは火山規制のため利用できないとされています。芳ヶ平の方面も含め、歩く前に草津町観光課(0279-88-7188)などで現状を確認してください。この時期は熊の出没にも注意が必要です。

晩秋の草津は標高1,200m前後の温泉街でも冷え込みます。短い遊歩道でも、防寒着と登山靴、レインウェアがあると安心です。防寒着の選び方は晩秋の山の防寒着の選び方でまとめています。

よくある質問

草津白根山は百名山の山頂まで登れる?

登れません。草津白根山は白根山・逢ノ峰・本白根山などの総称で、最高地点は本白根山側にあります。本白根山の遊歩道は閉鎖中で、白根山(湯釜)も火口から約500mは立ち入り禁止です。

湯釜は見られる?

2026年10月22日現在、見られません。10月13日〜19日の試行開放では、西側登山道の先から湯釜を眺めることができましたが、すでに中止されています。

車で通るだけならいい?

国道292号は11月11日13時の冬季閉鎖まで通れます。草津白根山駐車場は使えないので、通過するだけになります。路肩などに停めるのはやめましょう。

噴火警戒レベル1なのに、なぜ入れないの?

レベル1でも、気象庁は湯釜火口から約500mでのごく小規模な噴出と火山ガスに注意を呼びかけていて、地元の町村が立ち入りを規制しているためです。規制を決めるのは、気象庁ではなく草津町・嬬恋村です。

まとめ

  • 湯釜周辺(西側登山道・弓池周辺)の試行開放は、混雑と渋滞のため10月19日で中止。10月20日からは駐車場も使えない
  • 中止は火山活動の変化が理由ではなく、噴火警戒レベルは1のまま。湯釜火口から約500mの立ち入り規制は続いている
  • 本白根山の遊歩道も閉鎖中(嬬恋村)
  • 国道292号は通れるが、2026年11月11日13時から2027年4月21日10時まで冬季閉鎖(予定)
  • 再開の日時・方法は未定。出かける前に草津町と気象庁の最新情報を確認する

規制の状況が変わったら、この記事も更新します。

参考リンク


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最終更新: 2026年10月22日 00:51

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山日記編集部

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