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竜ヶ岳 登山ガイド|本栖湖畔から石仏コースで山頂へ、12月〜1月のダイヤモンド富士、冬の駐車場閉鎖とバス・凍結の注意点【2026年】

写真:Alpsdake, Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)/竜ヶ岳の山頂と富士山

·⛰ 竜ヶ岳 (1,485m)·山梨県·難易度: 中級者向け(山梨県「やまなしハイキングコース100選」の竜ヶ岳コース)·⏱ 約3時間40分(山梨県「やまなしハイキングコース100選」、約6.6km)

竜ヶ岳 登山ガイド|本栖湖畔から石仏コースで山頂へ、12月〜1月のダイヤモンド富士、冬の駐車場閉鎖とバス・凍結の注意点【2026年】

本栖湖の南岸にそびえる竜ヶ岳(1,485m)は、山頂から富士山を正面に望む山梨百名山です。年末年始には山頂付近から「昇るダイヤモンド富士」が見られることで知られています。石仏コース・湖畔コース・端足峠経由の3つの道、冬季閉鎖になる登山者用駐車場、河口湖駅からのバス、夜明け前の寒さと凍結への備えを、山梨県・環境省などの公式情報をもとにまとめました。

目次

  1. まず結論:竜ヶ岳を登る前に知っておきたいこと
  2. 竜ヶ岳の基本データ
  3. 名前の由来
  4. コース:3つの登り方
  5. 石仏コース:本栖湖キャンプ場から東屋へ
  6. 東屋〜山頂:笹原の道
  7. 下りは同じ道か、湖畔コースへ
  8. 難易度と所要時間
  9. ダイヤモンド富士を見に行く場合
  10. 見られる時期と時刻
  11. 夜明け前の寒さ
  12. 混雑とマナー
  13. 晩秋〜冬(今の時期)の竜ヶ岳
  14. アクセス:車・駐車場・バス
  15. 車
  16. 冬季閉鎖に注意
  17. バス
  18. 季節ごとの装備
  19. 近くの山
  20. よくある質問
  21. 竜ヶ岳は初心者でも登れますか?
  22. ダイヤモンド富士は何時に見られますか?
  23. 冬に車で行く場合、どこに停めればいいですか?
  24. 山小屋はありますか?
  25. 参考リンク

竜ヶ岳(りゅうがたけ)は、富士五湖のいちばん西にある本栖湖の南岸にそびえる標高1,485mの山です。山梨県富士河口湖町と身延町にまたがり、天子山地の北の端にあたります。山梨百名山の一つで、山頂からは富士山を遮るものなく正面に見ることができます。

この山がいちばん注目されるのは12月下旬〜1月上旬です。山頂付近では、富士山の頂上から朝日が昇る「ダイヤモンド富士」が見られ、元日の朝には多くの登山者が集まります。一方で、この時期は夜明け前の暗い道を登ることになり、登山者用駐車場も冬季閉鎖になります。この記事では、コースとアクセスに加えて、晩秋から冬に登るときに知っておきたいことをまとめます。

まず結論:竜ヶ岳を登る前に知っておきたいこと

項目 内容
難易度 山梨県「やまなしハイキングコース100選」では★★中級者向け。「初心者でも登りやすい」とも紹介されているが、登り始めの斜面はやや急
所要時間 約3時間40分・約6.6km(同コース100選)
ダイヤモンド富士 12月下旬〜1月上旬が見ごろ(山梨県公式観光情報)。日の出は7時40分前後
冬の駐車場 登山口に最も近い駐車場は冬季閉鎖。元日前後の数日だけ臨時開放されることがある(環境省)
冬の路面 積雪・凍結がある。軽アイゼンやチェーンスパイクを用意
バス 河口湖駅から周遊バス(ブルーライン)で本栖湖へ。始発は9時台なので、ダイヤモンド富士の時間には間に合わない

出典:やまなしハイキングコース100選「竜ヶ岳」、富士の国やまなし観光ネット「ダイヤモンド富士ビューポイント(竜ヶ岳)」、環境省 関東地方環境事務所「竜ヶ岳からのダイヤモンド富士」、富士急バス「周遊バス」

竜ヶ岳の基本データ

項目 内容
標高 1,485m
所在地 山梨県南都留郡富士河口湖町・南巨摩郡身延町
山域 天子山地(本栖湖の南岸)
主な登山口 本栖湖キャンプ場付近(標高約900m)
主なコース 石仏コース、湖畔コース、端足峠経由のコース
山小屋 なし(石仏のある場所に休憩所兼展望台の東屋がある)
問い合わせ 富士河口湖町観光連盟、富士河口湖町観光課

出典:やまなしハイキングコース100選「竜ヶ岳」、富士の国やまなし観光ネット「竜ヶ岳ダイヤモンドポイント」

本栖湖の湖面の向こうに並ぶ富士山と竜ヶ岳
本栖湖から見た富士山と竜ヶ岳。写真:Alpsdake, Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)

名前の由来

山梨県の公式観光情報によると、竜ヶ岳は昔「小富士」と呼ばれていました。富士山の噴火で本栖湖の水が煮えたぎり、湖の主の竜がこの山に駆け昇ったという伝説から、竜ヶ岳と呼ばれるようになったとされています。今も地元の講の人たちが毎年7月に山頂に登り、念仏の行をつとめているそうです。

出典:富士の国やまなし観光ネット「竜ヶ岳ダイヤモンドポイント」

コース:3つの登り方

環境省の富士五湖管理官事務所の紹介では、竜ヶ岳の登山道は石仏コース、湖畔コース、端足(はした)峠経由のコースの3つです。

コース 特徴
石仏コース 本栖湖キャンプ場から登り、石仏と東屋を経て山頂へ。東屋から上は開けた斜面で、富士山を見ながら登れる。初めての人に向く
湖畔コース 本栖湖畔の登山口から登り、山頂の手前で石仏コースに合流。北向きの斜面で、冬は残雪が多く凍結していることが多い
端足峠経由 山頂から西へ稜線をたどって端足峠へ下り、本栖湖畔へ戻る周回。雨ヶ岳方面への縦走路でもある

出典:環境省 関東地方環境事務所「竜ヶ岳からのダイヤモンド富士」

石仏コース:本栖湖キャンプ場から東屋へ

本栖湖キャンプ場から見上げた竜ヶ岳
本栖湖キャンプ場から見た竜ヶ岳。写真:Alpsdake, Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)

いちばんよく歩かれているのが石仏コースです。本栖湖キャンプ場の脇から登山道に入ります。山梨県の「やまなしハイキングコース100選」は、登山道入口は暗い中では見失いやすいこと、登り始めの斜面はやや急なことを注意点に挙げています。ダイヤモンド富士を目当てに夜明け前に歩く場合は、明るいうちに入口の位置を地図で確かめておくと安心です。

樹林帯を登りきると、石仏の祠と東屋のある場所に出ます。ここは本栖湖の江岸寺の住職が竜を供養したと伝わる経塚で、旧上九一色村が石仏を保護し、登山者のための休憩所兼展望台を設けました。富士山の全体が見え、天気が良ければ駿河湾まで見渡せます。

竜ヶ岳の登山道にある石仏の祠
石仏の祠。写真:Alpsdake, Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)
竜ヶ岳の中腹にある展望台の東屋
石仏のそばの休憩所兼展望台。写真:Alpsdake, Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)

出典:やまなしハイキングコース100選「竜ヶ岳」、富士の国やまなし観光ネット「竜ヶ岳ダイヤモンドポイント」

東屋〜山頂:笹原の道

東屋から上は木が少なくなり、笹の斜面を登って山頂へ向かいます。山梨県によると、竜ヶ岳はかつてスズタケに覆われ、登山ガイドで「上級者向き」と紹介されるほど歩きにくい山でしたが、県が「森林文化の森」として道を整備したことで歩きやすくなりました。

山頂は笹原に囲まれていて、富士山を正面に見ることができます。山頂には野外テーブルがあります。

下りは同じ道か、湖畔コースへ

「やまなしハイキングコース100選」では、本栖湖方面との分岐から石仏コースを下る道順が紹介されています。湖畔コースで下ることもできますが、環境省の紹介にあるとおり北向きの斜面で、冬は残雪と凍結が多くなります。冬に初めて登る場合は、登りと同じ石仏コースを戻るほうが確実です。

難易度と所要時間

項目 内容
難易度 ★★中級者向け(やまなしハイキングコース100選)
所要時間 約3時間40分
距離 約6.6km
山頂まで 概ね2時間(環境省の紹介)

出典:やまなしハイキングコース100選「竜ヶ岳」、環境省 関東地方環境事務所「竜ヶ岳からのダイヤモンド富士」

コース100選の紹介文では「初心者でも登りやすい富士山西麓を代表する山」とされる一方、区分は中級者向けになっています。道は整備されていますが、標高差は約600mあり、急な登りが続く区間もあります。休憩を入れて余裕のある計画にしてください。

ダイヤモンド富士を見に行く場合

竜ヶ岳の山頂の笹原と、その向こうの富士山
竜ヶ岳の山頂から見た富士山。写真:Alpsdake, Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)

見られる時期と時刻

山梨県の公式観光情報では、竜ヶ岳でダイヤモンド富士が見られるのは12月3日頃〜1月9日頃、見ごろは12月下旬〜1月上旬とされています。富士山の頂上から昇る日の出なので、平地の日の出より遅く、1月1日は午前7時40分頃です。環境省のレンジャーが1月8日に登ったときは、7時44分でした。

時期によって太陽が富士山頂と重なる位置は少しずつ変わります。山頂だけでなく、東屋から上の開けた斜面でも見られるため、環境省の紹介では、時間までに山頂に着けなくても見られる石仏コースが、初めての人やペースに不安がある人にすすめられています。

出典:富士の国やまなし観光ネット「ダイヤモンド富士ビューポイント(竜ヶ岳)」、富士の国やまなし観光ネット「竜ヶ岳ダイヤモンドポイント」、環境省 関東地方環境事務所「竜ヶ岳からのダイヤモンド富士」

夜明け前の寒さ

環境省の紹介によると、この時期の夜明け前の本栖湖周辺はマイナス5℃以下が当たり前で、風があると体感温度がマイナス10℃に達する日も珍しくありません。早く着きすぎると極寒の中で待つことになるため、時間を調整しながら登るようすすめられています。

同じ紹介で挙げられている最低限の装備は次のとおりです。

  • トレッキングシューズ、ザック、防寒着などの通常の装備
  • ヘッドランプと予備電池
  • チェーンスパイクまたは軽アイゼン
  • 厚手の手袋
  • ネックゲーターなど耳を保温するもの
  • スパッツ(足先を寒さから守るため)
  • 温かい飲み物を入れた保温ボトル

下山は登りより滑りやすいので、必要に応じてチェーンスパイクを着けて下ります。

混雑とマナー

環境省のレンジャーが1月8日に登った日は、山頂に70人以上がいました。元日はさらに混み合います。同じ紹介では、山頂の野外テーブルにアイゼンでできた傷が無数に残っていたことにふれ、アイゼンを履いたままテーブルに乗らないよう呼びかけています。

出典:環境省 関東地方環境事務所「竜ヶ岳からのダイヤモンド富士」

晩秋〜冬(今の時期)の竜ヶ岳

時期 気をつけること
11月 日没が早い。下山を早めに。朝晩は冷え込み、霜で道が凍ることがある
12月〜2月 積雪・凍結がある。軽アイゼンがあると安心(やまなしハイキングコース100選)。湖畔コースは特に凍りやすい
年末年始 ダイヤモンド富士の時期。夜明け前から登る人が多い。駐車場の臨時開放の有無を事前に確認

晩秋〜冬の装備や行動は、次の記事も参考にしてください。

アクセス:車・駐車場・バス

車

「やまなしハイキングコース100選」によると、中央自動車道の河口湖ICから約30分で竜ヶ岳登山者用駐車場(約100台)に着きます。

冬季閉鎖に注意

環境省の紹介によると、登山口に最も近い駐車場は冬季閉鎖しています。元日前後の数日だけ臨時開放されることがありますが、期間は年によって変わる可能性があるので、事前に確認が必要です。また、トイレは手前のトイレを使うよう案内されています。

閉鎖中は、本栖湖畔の別の駐車場を使って登山口まで歩くことになります。山梨県のコース100選も、登山口に通じる道が工事や冬季閉鎖で通行止めになる場合があるとして、事前の確認を呼びかけています。

出典:環境省 関東地方環境事務所「竜ヶ岳からのダイヤモンド富士」、やまなしハイキングコース100選「竜ヶ岳」

バス

富士急行線の河口湖駅から、富士急バスの「鳴沢・精進湖・本栖湖周遊バス(ブルーライン)」で本栖湖へ行けます。富士急バスの周遊バスの時刻表では、河口湖駅発は9:35・10:35・11:35・13:35・15:35、本栖湖観光案内所発の河口湖駅行きは10:45・11:45・12:45・14:45・16:45です。年末年始などは特別ダイヤになる場合があります。

本栖湖キャンプ場は、本栖湖バス停から徒歩約10分です(富士の国やまなし観光ネット)。バスで行く場合は、ダイヤモンド富士の時刻には間に合いません。

出典:富士急バス「周遊バス」、富士急バス「河口湖・西湖・鳴沢・精進湖・本栖湖周遊バス」、富士の国やまなし観光ネット「本栖湖キャンプ場」

季節ごとの装備

装備 春・秋 12月〜2月 ダイヤモンド富士(夜明け前)
靴 登山靴 登山靴 保温性のある登山靴
滑り止め なくてもよいことが多い 軽アイゼン・チェーンスパイク チェーンスパイクまたは軽アイゼン
上着 雨具、薄手の防寒着 雨具、厚手の防寒着 厚手の防寒着、風を通さない上着
手・頭 薄手の手袋 保温手袋、ニット帽 厚手の手袋、耳まで覆える帽子、ネックゲーター
その他 水、行動食 ヘッドライト、温かい飲み物 ヘッドランプと予備電池、保温ボトル、スパッツ

近くの山

竜ヶ岳から端足峠を経て西へ続く稜線は、雨ヶ岳・毛無山へつながる天子山地の縦走路です。富士山の北東側から富士山を眺める山としては、山中湖畔の石割山があります(「石割山 登山レポート」)。

よくある質問

竜ヶ岳は初心者でも登れますか?

山梨県の「やまなしハイキングコース100選」では★★中級者向けに分類されていますが、「初心者でも登りやすい」とも紹介されています。道は整備されていて、約3時間40分で往復できます。雪や凍結のない時期に、石仏コースの往復から始めるのがおすすめです。

ダイヤモンド富士は何時に見られますか?

山梨県の公式観光情報では、1月1日の日の出は午前7時40分頃です。見られるのは12月3日頃〜1月9日頃で、見ごろは12月下旬〜1月上旬です。

冬に車で行く場合、どこに停めればいいですか?

登山口に最も近い駐車場は冬季閉鎖です(元日前後の数日だけ臨時開放されることがあります)。閉鎖中は本栖湖畔の駐車場を使い、登山口まで歩きます。臨時開放の期間は年によって変わる可能性があるため、富士河口湖町観光連盟などに確認してください。

山小屋はありますか?

山小屋はありません。石仏のある場所に、休憩所兼展望台の東屋があります。

参考リンク

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執筆・確認

山日記編集部

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