
写真:Guilhem Vellut, Wikimedia Commons(CC BY 2.0)
雲取山登山ガイド|東京都最高峰・鴨沢コースの公式の目安とバス時刻から考える日帰り計画
東京都最高峰・雲取山(2,017m)の登山ガイド。奥多摩観光協会の鴨沢コースの目安(片道約10.7km・6時間20分)、西東京バスの時刻から考える日帰り、雲取山荘・七ツ石小屋、登山届とクマ情報をまとめました。
目次
この記事は2026年10月10日時点で、奥多摩観光協会、西東京バス(丹波山村掲載の時刻表)、雲取山荘、七ツ石小屋、奥多摩町の公開情報をもとに更新しています。旧版にあった標高・区間ごとのコースタイム・水場の料金・三峯神社コースの時間などは、公式情報で確認できなかったため削除しました。バスの時刻、山小屋の営業、登山道の通行止めは変わるため、出発前に最新の情報を確認してください。
雲取山とは
雲取山は、東京都・埼玉県・山梨県の境にある標高2,017mの山で、東京都の最高峰です。日本百名山のひとつです。奥多摩観光協会は、山頂から富士山、南アルプス、都心方面まで360度近い眺望が得られると紹介しています。

鴨沢コースの公式の目安
奥多摩観光協会の「雲取山コース」(鴨沢から登るコース)の案内は、次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 歩行距離 | 約10.7km(片道) |
| 行動時間の目安 | 6時間20分(片道) |
| 登山口までのバス | 奥多摩駅2番のりばから「丹波・鴨沢西方面行き」に乗り、「鴨沢」で降車。乗車時間は約34分 |
| 登山口の駐車場 | 無料、小型約40台 |
| トイレ | 小袖乗越、七ツ石小屋、五十人平野営場、雲取山山頂付近 |
観光協会は、片道のコースタイムが5時間を超えることから、山小屋やテントでの一泊の山行を推奨しています。また、奥多摩の山は早出早着が基本で、午前9時には登山口に到着するよう呼びかけています。
旧版にあった「往復約20km・累積標高差約1,300m」「往復8〜10時間」という数字は、公式の値ではないため削除しました。下りの公式なコースタイムも確認できていません。
日帰りを時刻で考える

時刻表では、奥多摩駅から鴨沢へ行く最も早い便は、平日が5:34発(鴨沢着6:08)、土日祝が6:35発(鴨沢着7:09)です。片道の行動時間の目安6時間20分をそのまま足すと、平日の始発でも山頂着は12:28ごろになり、休憩を入れるとさらに遅くなります。
帰りは、鴨沢発の奥多摩駅行きが、平日は16:28と18:40、土日祝は16:08と18:04にあります。土日祝は平日より最終が早い点に注意してください。山頂での滞在と下りの時間を足して、最終のバスから逆算して計画します。時刻は2026年6月時点でも同じ内容を確認していますが、改正されることがあるため、西東京バスで最新の時刻を確認してください。
日帰りが可能かどうかは、体力と日の長さによって変わります。奥多摩観光協会は一泊を推奨しています。
山小屋・野営場
| 施設 | 公式情報で確認できたこと |
|---|---|
| 雲取山荘 | 通年営業。山頂から三峰コースへ約700m(約20分)下った所。個人の予約は宿泊日の3か月前の日付から受付。支払いは現金のみ(クレジットカード・電子決済は不可)(雲取山荘 宿泊案内、山荘案内) |
| 七ツ石小屋 | 素泊まりの小さな山小屋。一日10名まで、前日15:00までに予約が必要で、当日予約は不可。テント泊は2026年9月1日から1人1泊2,000円、定員20名 |
| 五十人平野営場 | 旧奥多摩小屋の跡地。奥多摩小屋は2019年3月に閉鎖された。問い合わせは奥多摩町観光産業課(0428-83-2295) |
料金は変わることがあるため、各施設の公式サイトで確認してください。旧版にあった七ッ石小屋の水場の料金(1L100円)は、公式情報で確認できなかったため削除しました。水場の状況は、小屋に確認してください。雲取山荘のサイトには、三条ダルミから山荘にかけての巻き道は道が良くないため、山頂を経由するようにという案内があります。
三峯神社コースについて
旧版にあった三峯神社コースのコースタイムや累積標高差は、公式情報で確認できなかったため削除しました。三峯神社側から登る場合は、雲取山荘のサイトや、埼玉県秩父側の情報を確認してください。

登山届とクマ、最新情報
- 登山届: 奥多摩観光協会は、登山届を必ず提出するよう呼びかけています。提出箱は、JR青梅線の各駅、駐在所、一部の公共施設にあり、登山口にはありません。コンパス(電子登山届)でも提出できます。
- クマ: 東京都環境局が、都内のツキノワグマの目撃情報を公開しています。出発前に確認し、熊鈴などで人の存在を知らせてください。
- 登山道の状況: 奥多摩ビジターセンターが、登山道・道路状況の一覧を公開しています。通行止めがある場合があるため、出発前に確認してください。
服装と持ち物
奥多摩観光協会は、ヘッドライト、登山地図、レインウェアなどの基本装備は必ず持つよう呼びかけています。
- 登山靴と、上下セパレートのレインウェア
- ヘッドライト(行動時間が長いため必携)
- 防寒着(レイヤリングの考え方)
- 地図アプリ(オフライン地図を保存)、モバイルバッテリー
- 十分な量の飲料水と行動食。水場は当てにせず、事前に小屋へ確認します
- 積雪・凍結が予想される時期は、滑り止め
まとめ
- 鴨沢コースの公式の目安は、片道約10.7km、行動時間6時間20分で、観光協会は一泊を推奨しています。
- 日帰りは、バスの始発と最終から逆算します。土日祝は帰りの最終が早くなります。
- 山小屋は雲取山荘と七ツ石小屋があり、どちらも予約が必要です。
- 登山届の提出、クマの目撃情報、登山道の状況を確認してから出かけてください。
参考リンク
関連記事
- 日本百名山とは?全100座一覧
- 関東から日帰りできる百名山まとめ
- 大岳山登山ガイド(奥多摩の人気峰)
- 高水三山 梅雨の日帰り登山ガイド(奥多摩の入門コース)
- 男体山登山ガイド(同じく関東から行ける百名山)
- 谷川岳登山ガイド(関東の百名山)
- 登山初心者が最初に買うべき装備
- 登山の三種の神器とは?
- 登山用モバイルバッテリーの選び方
最終更新: 2026年10月24日 23:25
執筆・確認
山日記編集部
実際の山行記録や公的機関・自治体の最新情報をもとに、登山ルート・装備・安全対策をわかりやすく整理して発信しています。 登山道・交通・施設情報は変わるため、記事公開後も必要に応じて更新し、最新確認先も案内しています。
