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日本百名山とは?全100座を一覧でまとめ【エリア・難易度・地図付き】

写真:Alpsdake, Wikimedia Commons(CC BY-SA 3.0)

日本百名山とは?全100座を一覧でまとめ【エリア・難易度・地図付き】

深田久弥が1964年に刊行した『日本百名山』の選定基準(品格・歴史・個性、標高1,500m以上、例外は筑波山と開聞岳)と、全100座をエリア・標高・難易度の目安・地図リンク付きで一覧にまとめました。はじめての百名山選びのポイントも解説します。

目次

  1. 日本百名山とは
  2. 日本百名山とは
  3. 日本百名山の特徴
  4. エリアごとの概要
  5. 難易度の目安
  6. エリアごとの特徴と代表的な山
  7. 北海道(9座)
  8. 東北(14座)
  9. 上信越・関東(28座)
  10. 北アルプス(15座)
  11. 中部・東海(10座)
  12. 南アルプス(10座)
  13. 近畿・中国・四国(8座)
  14. 九州・屋久島(6座)
  15. 百名山コンプリートを目指すときの考え方
  16. 日本百名山マップ
  17. 全100座 一覧表
  18. まとめ
  19. 参考リンク
  20. 関連記事

日本百名山とは

この記事は2026年10月11日に、山と溪谷オンラインの解説などをもとに書き直しました。旧版にあった踏破期間・費用の目安(根拠となる統計がないもの)、標高3,000m超の座数、御嶽山・富士山の古い記述は削除または修正しています。山ごとの最新の規制・料金は、各山の記事と公式サイトで確認してください。

日本百名山とは

日本百名山とは、登山家・作家の深田久弥が選び、1964年7月に新潮社から単行本として刊行された、日本を代表する100座の山々です。もとは雑誌『山と高原』の連載(1959年から約4年2か月)でした(山と溪谷オンライン)。

選定の基準として深田は、次の3つを挙げています(山と溪谷オンライン)。

  1. 品格:「厳しさか強さや美しさか、何か人を打ってくるもの」があること
  2. 歴史:神社や祠をまつり、昔から人間と深いかかわりを持った山であること
  3. 個性:その山だけが備えている独自のものがあること

これに加えて、標高1,500m以上という付加的な条件も設けました。例外として選ばれたのは、筑波山(877m)と開聞岳(924m)です。また、深田は自分が登った山だけを選んでいます。

深田久弥が日本百名山を選んだ基準(品格・歴史・個性、標高1,500m以上、例外は筑波山と開聞岳)をまとめた図
日本百名山の選定基準。作成:山日記(出典:山と溪谷オンライン)

日本百名山の特徴

  • 選定者: 深田久弥(1964年刊行)
  • 座数: 100座
  • 標高帯: 877m(筑波山)〜3,776m(富士山)
  • 分布: 北海道から鹿児島(屋久島)まで全国に分布
  • 3,000m以上: このサイトの一覧の標高では13座(北アルプス・南アルプス・中部・東海の山)

エリアごとの概要

エリアの分け方は、このサイトの一覧表の区分です(座数は一覧表の集計)。

エリア 座数 代表的な山
北海道 9座 大雪山・幌尻岳・利尻山
東北 14座 鳥海山・飯豊山・岩手山
上信越・関東 28座 谷川岳・燧ヶ岳・日光白根山
北アルプス 15座 槍ヶ岳・穂高岳・剱岳・立山
中部・東海 10座 富士山・御嶽山・八ヶ岳・木曽駒ヶ岳
南アルプス 10座 北岳・甲斐駒ヶ岳・仙丈ヶ岳
近畿・中国・四国 8座 白山・大山・石鎚山
九州・屋久島 6座 九重山・宮之浦岳・開聞岳

難易度の目安

星の数はこのサイト独自の目安で、公式の等級ではありません。

難易度 目安
★☆☆☆☆ 初心者向け。整備された登山道・バス利用可など
★★☆☆☆ 初級〜中級。日帰り可能な山が多い
★★★☆☆ 中級。体力・装備・地図読みが必要
★★★★☆ 上級。長時間行動や岩場・鎖場あり
★★★★★ 上級〜高難度。技術的な岩稜や沢越えなどを含む

エリアごとの特徴と代表的な山

北海道(9座)

北海道の百名山は、広大な国立公園の中にある雄大な山々が特徴です。大雪山(旭岳 2,291m)は北海道最高峰で、ロープウェイを使えば高山帯まで比較的容易にアクセスできます。幌尻岳(2,052m)は渡渉が必須の難峰として知られており、沢靴と経験が求められます。利尻山(1,721m)は利尻島に聳える独立峰で、礼文島との組み合わせ旅も人気です。

北海道の百名山は交通アクセスが本州と異なり、フライト+レンタカーが基本になることも多いです。熊(ヒグマ)の生息域のため、熊鈴や熊スプレーなどの対策も欠かせません。

東北(14座)

東北地方は火山性の山が多く、個性豊かな山々が揃います。鳥海山(2,236m)は「出羽富士」とも呼ばれ、日本海を見下ろす雄大な裾野が特徴です。飯豊山(2,105m)は多くの残雪渓を持つ山域で、縦走には体力と経験が必要です。岩手山(2,038m)は岩手県の最高峰で、馬返しキャンプ場からの一般ルートが整備されています。

東北の山は梅雨時期(6〜7月)でも残雪が残ることがあり、アイゼン・ピッケルが必要なケースも存在します。

上信越・関東(28座)

最も百名山が密集するエリアで、谷川岳(1,977m)・日光白根山(2,578m)・燧ヶ岳(2,356m)など多彩な山々が揃います。関東からのアクセスが比較的良好で、日帰り登山者も多いエリアです。

谷川岳は天神尾根ルートならロープウェイ活用で日帰り可能ながら、馬蹄形縦走など本格ルートも充実しています。

北アルプス(15座)

槍ヶ岳(3,180m)・穂高岳(奥穂 3,190m)・剱岳(2,999m)・立山(3,015m)など、日本を代表する岩峰が集中するエリアです。夏山シーズンでも岩場・鎖場が多く、中〜上級者向けの山が中心となります。

北アルプスは山小屋が充実しており、縦走計画が立てやすいのも特徴です。剱岳は「試練と憧れの山」として知られ、カニのタテバイ・ヨコバイといった難所が有名です。槍ヶ岳の穂先(山頂直下の岩場)は垂直に近い鎖場があり、高度感があります。

中部・東海(10座)

富士山(3,776m)・御嶽山(3,067m)・八ヶ岳(赤岳 2,899m)・木曽駒ヶ岳(2,956m)などが含まれます。御嶽山は火山で、噴火警戒レベルや入山規制が変わります。登山前に必ず最新の火山情報を確認してください(詳しくは御嶽山 登山ガイド)。

富士山(3,776m)は日本最高峰で、吉田口・須走口・御殿場口・富士宮口の4つのルートがあります。2026年シーズンは終了しました。入山料や1日の登山者数の上限などは、富士山 初心者ガイドに整理しています。

木曽駒ヶ岳はロープウェイで高山帯まで上がれるため、初心者でも比較的登りやすい3,000m級の山として人気です。乗鞍岳(3,026m)も同様にバス活用でハードルが低くなります。

南アルプス(10座)

北岳(3,193m)・甲斐駒ヶ岳(2,967m)・仙丈ヶ岳(3,033m)・鳳凰山・塩見岳(3,047m)など、日本を代表する高山が揃います。北岳は富士山に次ぐ日本第2位の高峰で、キタダケソウをはじめとする固有の高山植物でも知られています。

南アルプスへのアクセスは、山梨県側の広河原・北沢峠が主要な起点です。マイカー規制があり、シャトルバスへの乗り換えが必要です。縦走コースは行動時間が長く、山小屋泊を組み合わせるのが一般的です。

近畿・中国・四国(8座)

白山(2,702m)・大山(1,729m)・石鎚山(1,982m)・大峰山(1,915m)などが含まれます。白山は北陸の霊峰で、花の百名山としても有名です。大山(だいせん)は中国地方最高峰で、最高点は剣ヶ峰(1,729m)ですが、そこへの縦走路は崩落が激しく、鳥取県は利用を控えるよう呼びかけています。一般に頂上とされるのは弥山(1,709m)です(鳥取県公式)。

九州・屋久島(6座)

九重山(1,791m)・祖母山(1,756m)・阿蘇山(1,592m)・霧島山(韓国岳 1,700m)・宮之浦岳(1,936m)・開聞岳(924m)の6座です。宮之浦岳は屋久島の最高峰で、縄文杉の原生林を抜けた先に広がる山岳地帯が魅力です。島全体がユネスコ世界自然遺産に登録されており、自然保護の観点からトレイル上の排泄物持ち帰りが求められます。

百名山コンプリートを目指すときの考え方

全100座の踏破は、多くの登山者の目標です。かかる期間や費用は、住んでいる場所、休みの取り方、山小屋の利用などで大きく変わります。このサイトでは、公式の統計が見つからないため、年数や金額の目安は示しません。

進め方の例として、次のような考え方があります。

  1. 自宅から日帰りできる山から始める(関東なら関東から日帰りできる百名山など)
  2. 山小屋泊が必要な山や、北海道・屋久島など遠方の山は、連休にまとめる
  3. 火山(御嶽山、浅間山、草津白根山など)と、積雪期は、最新の規制と天候を確認する

日本百名山マップ

全100座を一覧だけで見ると情報量が多いため、まずは日本全国のどのエリアに多いのかを地図で把握できるようにしました。日本百名山は北アルプス・南アルプス・上信越周辺に密集している一方、北海道や九州にも名峰が点在しており、どの地域から埋めていくかを考えるだけでも計画が立てやすくなります。

全100座 一覧表

エリア・難易度で絞り込んだり、標高・難易度でソートできます。スマホではカード表示になるので、山名・標高・リンクだけをさっと確認したいときにも使いやすい形にしています。

日本百名山リストを読み込み中...

まとめ

日本百名山は、北海道の湿原を望む利尻山から屋久島の原生林に囲まれた宮之浦岳まで、日本の多様な山岳景観を体験できるリストです。

初めての百名山には、このサイトの一覧で難易度の星が少ない筑波山・八幡平・美ヶ原などから選ぶと計画しやすいです。体力がついたら、北アルプスの槍ヶ岳や穂高岳、南アルプスの北岳(3,193m、富士山に次ぐ高さ)へ進みましょう。


参考リンク

  • 山と溪谷オンライン「『日本百名山』と『日本200名山』はいかにして書かれたのか?」(選定基準・刊行時期)
  • 鳥取県公式「大山登山情報」(剣ヶ峰・弥山の標高、縦走路の崩落)
  • 本サイトの一覧表(標高・エリア・難易度は本サイトの集計)
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最終更新: 2026年10月24日 07:04

執筆・確認

山日記編集部

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