山日記山日記
富士山 初心者ガイド【2026年版】費用・山小屋・装備まとめ

写真:TarnishedPath, Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)

·⛰ 富士山 (3,776m)·山梨県・静岡県·難易度: 中級(準備と体力次第)·⏱ 1泊2日が標準(公式サイトは山小屋での1泊を推奨)

富士山 初心者ガイド【2026年版】費用・山小屋・装備まとめ

初めての富士登山向けに、2026年シーズンの入山料と規制、4ルートの標高・距離・所要時間、山小屋泊の考え方、装備を公式情報で整理しました。2026年シーズンは終了しています。

目次

  1. この記事でわかること
  2. 2026年シーズンの結果
  3. ルートの選び方
  4. 日程の目安
  5. 2026年の規制と入山料
  6. 山梨県側(吉田ルート)
  7. 静岡県側(富士宮・御殿場・須走)
  8. 費用の考え方
  9. 山小屋について
  10. 装備
  11. 当日の体調とペース
  12. まとめ
  13. 参考リンク
  14. 関連記事

この記事は2026年10月10日時点で、富士登山オフィシャルサイト、山梨県、静岡県、環境省の情報をもとに更新しています。2026年の富士登山シーズン(7月1日〜9月10日)はすでに終了し、登山道は冬季閉鎖中です。 2027年の料金・規制・開山日は、各県の発表を待つ必要があります。以下の規制や料金は2026年のものとして読み、計画の際は最新の公式情報を確認してください。登山規制の詳細は「2026年 富士山の登山規制まとめ」にまとめています。

この記事でわかること

  • 2026年の入山料と主な規制(山梨県側・静岡県側)
  • 4つのルートの標高・距離・所要時間の比較
  • 山小屋泊が勧められる理由と、予約の考え方
  • 最低限そろえる装備

富士山(3,776m)は、整備された登山道があっても、平地のハイキングと同じ感覚で登れる山ではありません。高山病、低体温症、悪天候のリスクがあり、環境省は、夕方以降に出発して山小屋に泊まらず夜通し山頂を目指す「弾丸登山」や、装備を持たない軽装登山、経験の少ない中での日帰り登山は非常に危険だと呼びかけています。

2026年シーズンの結果

環境省の赤外線カウンターによる集計では、八合目付近の全登山道の合計は、2026年の開山日から9月10日までで約24万人でした(欠測期間あり)。前年(約20万5千人)の117%、2019年(約23万6千人)の102%です。

ルートの選び方

富士登山オフィシャルサイトに掲載されている、4ルートの登山口の標高と、登り・下りの距離と所要時間の目安(休憩を含まない)です。

吉田・須走・富士宮・御殿場の4ルートの登山口標高と、登り下りの距離と所要時間、2026年の主な規制をまとめた図
富士登山オフィシャルサイト、山梨県、静岡県の情報をもとに作成。
ルート 登山口の標高 登り 下り 公式サイトの特徴の説明
吉田(山梨県側) 五合目 2,305m 6.8km/約6時間10分 7.0km/約3時間35分 最も人気がある登山道で、山頂までの標高差は約1,450m。登りと下りが別道で、山小屋が最も多い
須走(静岡県側) 五合目 2,000m 6.9km/約6時間25分 6.2km/約3時間20分 山頂までの標高差は約1,700m
富士宮(静岡県側) 五合目 2,400m 4.3km/約5時間10分 4.3km/約2時間40分 距離が最も短い
御殿場(静岡県側) 新五合目 1,440m 10.5km/約8時間40分 8.4km/約3時間30分 山頂までの標高差は約2,300mで、山小屋が少なく健脚向き。最初の山小屋がある七合目まで標準で6時間以上

公式サイトは、御殿場ルートについて、疲れて夜間になっても山小屋にたどり着けず救助を要請する初心者もいると注意しています。ルートは、体力、日程、山小屋の位置に合わせて選んでください。

日程の目安

公式サイトは、山頂を目指す場合は、できるだけ途中の山小屋で1泊することを勧めています。早めに山小屋へ到着して、長く休憩と仮眠をとり、未明に出発する形です。前日の夕方に山小屋へ到着して休むと、疲労が回復し、山頂付近の混雑も避けられるとしています。山頂を一周するお鉢巡りは90分程度かかります。

吉田ルート八合目の山小屋の入口に入る登山者
吉田ルート八合目の山小屋の入口。写真:Fabio Achilli, Wikimedia Commons(CC BY 2.0)

2026年の規制と入山料

山梨県側(吉田ルート)

  • 登山シーズン:7月1日〜9月10日
  • 通行料:1人1回4,000円。山小屋宿泊者も支払いが必要で、現地での支払いも可能でした
  • ゲート閉鎖:14:00〜翌3:00(山小屋宿泊者を除く)。ゲート閉鎖中でも、下山はいつでも可能です
  • 人数制限:1日の登山者数が4,000人に達するとゲートを閉鎖(山小屋宿泊者を除く)
  • 通行予約:任意で、事前決済が必要です。山小屋の宿泊予約とは別のものです
  • 装備確認:五合目で、防寒具、上下セパレート式の雨具、登山に適した靴をチェックし、すべて持っている人だけがゲートを通過できます

静岡県側(富士宮・御殿場・須走)

  • 実施期間:須走口は7月1日〜9月10日、富士宮口・御殿場口は7月10日〜9月10日
  • 条例により、入山には事前学習、入山料(1人1回4,000円)の納付が必要で、午後2時〜翌午前3時に入山する場合は山小屋の宿泊が必要でした
  • 手続きは「静岡県FUJI NAVI」アプリで事前登録するのが基本で、事前登録は2026年5月8日から受け付けていました。現地でも受け付けますが、繁忙期は順番待ちが発生します
  • 入山証(QRコード)を各登山口で提示します

2027年の規制と料金は、決まり次第、各県と富士登山オフィシャルサイトで確認してください。

費用の考え方

公式情報で確認できた金額は、次のとおりです。

  • 入山料・通行料:4,000円(山梨県側・静岡県側とも2026年)

交通費、山小屋の宿泊料、食事、レンタル料、トイレのチップなどは、時期・事業者・予約方法で大きく変わります。旧版にあった「合計3万〜6万円」などの目安は、公的な根拠を確認できなかったため削除しました。山小屋の料金は、各山小屋の公式サイトで確認してください。

山小屋について

  • 予約: 山小屋宿泊は各山小屋の予約が必要です。予約の開始時期や空き状況は小屋ごとに異なるため、公式サイトで確認してください。
  • なぜ泊まるのか: 五合目から一気に山頂付近まで上がると高山病のリスクが高まります。また、14時〜翌3時は山小屋宿泊者以外は入山できない規制があります。
  • 遅刻の連絡: 到着が遅れそうなときは、小屋に早めに連絡してください。

装備

吉田ルートの五合目では、防寒具、上下セパレート式の雨具、登山に適した靴の3点がチェックされました。これらがないと、登下山道を利用できません。

  • ヘッドランプ(予備電池も)
  • 防寒具(山頂付近は夏でも冷え込みます)
  • 上下セパレートのレインウェア
  • 登山靴
  • 水と行動食
  • 現金(山小屋のトイレなどで使うことがあります)
  • トレッキングポール(下りの負担軽減に)

1泊2日の荷物をまとめるザックの容量は、荷物の量に合わせて選んでください。

当日の体調とペース

  • 頭痛、吐き気、強い息切れがあるときは無理に上がらず、休息や下山を考えます。
  • 富士山は下りも長く、膝や足裏の負担が大きくなります。
  • 天候が急変したときは、山頂にこだわらない判断が必要です。
赤茶けた岩の火口の縁と石碑
山頂部の火口(1992年撮影の写真)。写真:Alpsdake, Wikimedia Commons(CC0)

まとめ

  • 2026年の入山料・通行料は、山梨県側・静岡県側とも4,000円でした。
  • 14時〜翌3時は、山小屋宿泊者以外は入山できません。山小屋泊を基本に計画します。
  • 吉田ルートは五合目で装備確認があり、静岡県側はFUJI NAVIで事前登録します。
  • 2027年の内容は決まり次第、公式情報で確認してください。

参考リンク

おすすめ情報を読み込み中...

最終更新: 2026年10月10日 02:10

執筆・確認

山日記編集部

実際の山行記録や公的機関・自治体の最新情報をもとに、登山ルート・装備・安全対策をわかりやすく整理して発信しています。 登山道・交通・施設情報は変わるため、記事公開後も必要に応じて更新し、最新確認先も案内しています。

このブログについて / 運営方針 / 誤りの連絡