
写真:Koda6029, Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)/平標山から仙ノ倉山へ続く稜線(5月下旬)
平標山・仙ノ倉山 登山ガイド|平標登山口から松手山・平標山・仙ノ倉山を巡り平元新道で下る周回コースと、小屋じまい後の晩秋の注意点【2026年】
新潟県湯沢町と群馬県みなかみ町の県境にそびえる平標山(1,984m)は「花の百名山」、隣の仙ノ倉山(2,026m)は谷川連峰の最高峰で日本二百名山です。国道17号沿いの平標登山口から松手山を経て平標山へ登り、仙ノ倉山を往復して平標山の家・平元新道で下る周回は約7時間30分。コースの様子、新潟県の難易度評価、駐車場とバス、山小屋、花と紅葉の時期、小屋じまい後の晩秋の注意点を公式情報をもとにまとめました。
目次
- まず結論:平標山・仙ノ倉山は「いつ行くか」で計画が変わる
- 平標山・仙ノ倉山の基本データ
- コース:平標登山口 → 松手山 → 平標山 → 仙ノ倉山 → 平標山の家 → 平元新道
- 平標登山口から松手山へ:送電鉄塔までの急登
- 松手山から平標山へ:展望の尾根とお花畑
- 平標山から仙ノ倉山へ:雲上の花園の稜線
- 仙ノ倉山の山頂:谷川連峰の最高峰
- 平標山の家へ下る:木の階段の道
- 平元新道と岩魚沢林道で登山口へ
- 逆回りや、ほかの登山道
- 難易度:どんな人に向いている山か
- 季節ごとの平標山・仙ノ倉山
- 雪解け〜6月:ハクサンイチゲのお花畑
- 7月〜8月:ニッコウキスゲ、シモツケソウ、キンコウカ
- 9月下旬〜10月:稜線から始まる紅葉
- 10月下旬〜11月:小屋じまいのあと
- 平標山の家に泊まる場合
- アクセス:車・駐車場・バス
- 車
- 駐車場
- バス(2026年10月10日〜11月8日のダイヤ)
- 登山届
- 季節ごとの装備
- 熊について
- 近くの山
- よくある質問
- 平標山・仙ノ倉山は日帰りできますか?
- 平標山だけでも楽しめますか?
- 水場はありますか?
- 11月に登れますか?
- テント泊はできますか?
- 参考リンク
平標山(たいらっぴょうやま、1,984m)は、新潟県南魚沼郡湯沢町と群馬県利根郡みなかみ町の県境にある山です。谷川連峰の西の端に位置し、「花の百名山」に選ばれるほど高山植物の多い山として知られています。そのすぐ東にある仙ノ倉山(せんのくらやま、2,026m)は、谷川連峰で唯一2,000mを超える最高峰で、日本二百名山のひとつです。
この2つの山は、一度の山行でまとめて歩かれることがほとんどです。国道17号沿いの平標登山口から松手山を経て平標山へ登り、なだらかな稜線を仙ノ倉山まで往復して、平標山の家から平元新道で下ると、登山口に戻る周回コースになります。新潟県の案内では、この周回の歩行時間は約7時間30分です。湯沢町は、登山口が国道から近く、高山の雰囲気を味わえる山頂まで比較的容易に登れることが人気の理由だと紹介しています。
ただし、谷川連峰は中央分水嶺にあたり、天気が変わりやすく雲ができやすい山域です。森林限界の上の稜線を長く歩くので、風や霧の日は印象ががらりと変わります。2026年は平標山の家の営業が10月24日(土)で終わり、これからの時期は晩秋から初冬の山として計画する必要があります。この記事では、まず時期による違いを整理してから、コース、難易度、アクセス、山小屋、装備の順に説明します。
まず結論:平標山・仙ノ倉山は「いつ行くか」で計画が変わる
| 時期 | 山の家 | 山のようす | 計画の考え方 |
|---|---|---|---|
| 6月 | 営業中(2026年は4月29日から) | 平標山から仙ノ倉山側へ少し下った斜面で、ハクサンイチゲ・ハクサンコザクラ・チングルマが咲く。梅雨と重なる | 雨具を必ず持ち、花を見る時間も入れる |
| 7月〜8月 | 営業中 | ニッコウキスゲ、7月下旬〜8月上旬は松手山側でシモツケソウ、8月初旬は山頂周辺でキンコウカ | 暑さ対策と、午後の天気の急変に注意 |
| 9月下旬〜10月中旬 | 営業中(2026年は10月24日まで) | 9月下旬から稜線で紅葉が始まり、10月中旬に山の家の高さまで下りてくる | 日が短くなるので早出。防寒着を持つ |
| 小屋じまい後(2026年は10月25日以降) | 宿泊はできない。冬季入口から避難小屋に入れる | 10月に入ると天候の悪い日には雪がちらつくことがある | 湯沢町が示す登山適期は11月初旬まで。凍結や雪を前提に装備を考える |
平標山の家によると、上越国境の稜線は標高2,000m前後とそれほど高くないものの、森林限界の高さが低いため、ほかの地域より低いところで高山植物を見られるのが特徴です。一方で、太平洋側と日本海側の空気がぶつかる中央分水嶺にあたるため天候の変化が激しく、視界のよい日はそれほど多くありません。晴れた日の展望の山というより、天気と相談しながら歩く山だと考えておくと計画を立てやすくなります。
平標山・仙ノ倉山の基本データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 標高 | 平標山 1,984m/仙ノ倉山 2,026m |
| 所在地 | 新潟県南魚沼郡湯沢町・群馬県利根郡みなかみ町の県境 |
| 指定 | 上信越高原国立公園(平標山・仙ノ倉山一帯は特別保護地区)、平標山は花の百名山、仙ノ倉山は日本二百名山 |
| 主な登山口 | 平標登山口(国道17号沿い、有料駐車場あり) |
| 代表的なコース | 平標登山口 → 松手山 → 平標山 → 仙ノ倉山 → 平標山 → 平標山の家 → 平元新道 → 平標登山口 |
| 歩行時間 | 周回で約7時間30分(新潟県)。平標山から仙ノ倉山の往復は約2時間(湯沢町) |
| 山小屋 | 平標山の家(標高約1,650m、2026年の営業は4月29日〜10月24日) |
| 水場 | 平標山の家に湧き水がある(無料) |
| トイレ | 平標登山口、平標山の家(営業期間外は避難小屋の中のトイレ) |
出典:新潟県「南魚沼・湯沢の魅力 平標山」、湯沢町「平標山」、湯沢町「登山情報」、にいがた観光ナビ「仙ノ倉山・毛渡沢登山口/平標登山口」、平標山の家「宿泊・料金・売店」

図のように、このコースの登りは前半の松手山までがいちばん急で、松手山から平標山までは傾斜がゆるみます。平標山と仙ノ倉山の間は一度標高1,900mほどの鞍部へ下ってから、仙ノ倉山まで130mほど登り返します。下りは平標山の家までが木の階段の続く急な下り、その先の平元新道は樹林の中の下りで、最後は岩魚沢林道を歩いて国道沿いに戻ります。地図上の距離は周回全体でおよそ14kmあります。
コース:平標登山口 → 松手山 → 平標山 → 仙ノ倉山 → 平標山の家 → 平元新道
| 区間 | 地図上の距離(目安) | ようす |
|---|---|---|
| 平標登山口 → 松手山 | 約2.1km | 取り付きから急登。高さ120mの送電鉄塔の横を通る |
| 松手山 → 平標山 | 約2.2km | 森林限界を越えた展望の尾根。砕石地帯やお花畑を抜けて、広く平らな山頂へ |
| 平標山 → 仙ノ倉山 → 平標山 | 往復約3.5km | 鞍部へ下って登り返す、広くなだらかな稜線。往復約2時間(湯沢町) |
| 平標山 → 平標山の家 | 約1.3km | 木の階段が続く下り。山の家に湧き水がある |
| 平標山の家 → 平標登山口 | 約4.8km | 平元新道で樹林帯を下り、岩魚沢林道を歩いて戻る。うち約1時間は林道 |
周回全体の歩行時間は、新潟県の案内で約7時間30分です。にいがた観光ナビ(新潟県観光協会)は、平標登山口から仙ノ倉山の山頂まで4時間としています。区間ごとの距離は、地図データから山日記が測った目安です。
出典:新潟県「南魚沼・湯沢の魅力 平標山」、湯沢町「平標山」、にいがた観光ナビ「仙ノ倉山・毛渡沢登山口/平標登山口」、平標山の家「アクセス・ルート」
平標登山口から松手山へ:送電鉄塔までの急登
国道17号脇にある平標登山口の駐車場から歩き始めます。新潟県の案内では、まず正面の松手山の頂の方に見える鉄塔を目指して登ります。平標山の家は、登山口から鉄塔までの区間を「比較的急」と紹介していて、この松手山コースを登りに使うか下りに使うかはお好みで、としています。
登り始めてしばらくすると、高さ120mという大きな送電鉄塔の横を通ります。鉄塔を過ぎると再び急な登りになり、木が低くなって展望が開けてくると松手山です。図の標高断面でも、登山口から松手山までの約2kmで600m以上登っていることがわかります。最初の1時間ほどは、息が上がらないペースを意識して、こまめに水分をとりながら登ります。
松手山から平標山へ:展望の尾根とお花畑
新潟県の案内によると、松手山で二居からの登山道と合流し、ここから先は展望が開けます。尾根を進むと砕石地帯があり、その先にお花畑が広がります。さらに登った先が、広くて平らな平標山の山頂です。
平標山の家によると、7月下旬から8月頭にかけては、この松手山方面の斜面でシモツケソウやハクサンフウロが見事に咲きます。森林限界より上の尾根なので、日差しや風をさえぎるものがありません。夏は暑さ、秋は冷たい風への備えが必要な区間です。

平標山から仙ノ倉山へ:雲上の花園の稜線
平標山からは、なだらかな稜線を東へ進んで仙ノ倉山を往復します。湯沢町は、体力に自信があれば平標山から仙ノ倉山への往復(約2時間)もおすすめだとしていて、平標山の山頂から美しい稜線を描く登山道の両脇には、一面のお花畑が広がると紹介しています。

平標山の家によると、6月になると平標山の山頂から仙ノ倉山の方へ少し下った斜面のお花畑で、ほかの地域よりひと足早く高山植物が咲き出し、ハクサンイチゲやハクサンコザクラ、チングルマが一面に広がります。この鞍部を守るため、登山道の外へ踏み出さないことが大切です。平標山・仙ノ倉山一帯は上信越高原国立公園の特別保護地区にあたり、木の伐採や植物の損傷・採取、たき火などは禁止されています。
稜線は広くて歩きやすい反面、霧が出ると方向がわかりにくくなります。帰りは同じ道を平標山へ戻るので、霧の中で分岐や道標を見落とさないよう、地図やアプリで現在地を確認しながら歩きます。
仙ノ倉山の山頂:谷川連峰の最高峰

仙ノ倉山の山頂は新潟県と群馬県の県境の上にあります。にいがた観光ナビは、谷川連峰の最高峰で日本二百名山のひとつとして紹介しています。山頂から東へは、エビス大黒ノ頭、万太郎山を経て谷川岳へと上越国境の稜線が続いていきます。

平標山の家は、谷川岳から大障子ノ頭・万太郎山・エビス大黒ノ頭・仙ノ倉山を経て平標山へ歩く縦走路も紹介していますが、「大変なロングコース」としています。日帰りで平標登山口から登る場合は、仙ノ倉山で折り返します。
平標山の家へ下る:木の階段の道
仙ノ倉山から平標山へ戻ったら、南側へ平標山の家に向かって下ります。この区間は木の階段が続く道で、平標山の家は標高約1,650mにあります。新潟県の案内では、山の家には湧き水があります。

長い階段の下りは、疲れた足には膝への負担が大きくなります。濡れた木の階段や、霜が降りた朝の階段は滑りやすくなるので、一段ずつ足の置き場所を確かめて下ります。
平元新道と岩魚沢林道で登山口へ
平標山の家からは平元新道で樹林帯を下り、岩魚沢林道に出ます。平標山の家は、この平元新道経由のコースを「うち1時間は林道歩き」と紹介しています。新潟県の案内では、林道を元橋へ向かって歩き、国道沿いの登山口駐車場へ戻ります。
林道は傾斜がゆるやかで歩きやすいものの、長い下りの最後に1時間ほど続くので、時間と体力に余裕を残しておくことが大切です。樹林の中と林道は日が傾くと早く暗くなります。晩秋は特に、ヘッドライトをすぐ出せる場所に入れておきます。
逆回りや、ほかの登山道
この周回は、平元新道から登って松手山へ下る逆回りでも歩けます。平標山の家は、松手山コースの急な区間を登りと下りのどちらに使うかはお好みで、としています。急な下りが苦手な人は、松手山コースを登りに使う本記事の向きがおすすめです。
ほかにも、浅貝から三角山を経由する道、法師温泉や三国峠から三角山を経由する道、JR上越線土樽駅から平標新道を登る道があります。平標山の家によると、法師温泉から三国峠の間には時季によりヤマビルがいます。平標新道は急登のある長いコースで、途中の渡渉点は雪解け直後や大雨の後には渡れなくなります。これらの道はすべて年に1回草刈りが行われていますが、時期によって道に草がかぶっていることもあります。
難易度:どんな人に向いている山か
新潟県が公表している「新潟 山のグレーディング」(無雪期・天候良好時の評価)では、平標登山口駐車場から松手山・平標山の家を通る平標山の周回が体力度3・技術的難易度B、平標登山口駐車場からの仙ノ倉山が体力度4・技術的難易度Bです。グレーディングの表では、体力度3までが日帰り可能、体力度4は1泊以上が適当とされる区分です。技術的難易度Bは、登山経験が必要で、地図読み能力があることが望ましいレベルとされています。
湯沢町は平標山を「初級者向け(日帰りコース)」、歩行時間約6時間と紹介しています。新潟県のグレーディングとあわせて見ると、平標山だけなら比較的登りやすい山ですが、仙ノ倉山まで足を延ばして周回すると、歩く時間が長くなり、体力的には一段上の山になると考えておくのがよさそうです。
道に鎖場やはしごの連続する岩場はありませんが、次の点は意識しておきます。
- 登山口から松手山までの急登と、平標山の家への木の階段の下り
- 森林限界の上を長く歩くため、風や雨、霧をさえぎるものがない
- 下山の最後に約1時間の林道歩きがあり、全体の歩行時間が長い
登山を始めたばかりの人は、日の長い6月から9月の天気の安定した日を選び、まずは平標山までで引き返すか、平標山の家に泊まって2日に分けると余裕ができます。
出典:新潟県「新潟 山のグレーディング」PDF、新潟県「新潟 山のグレーディングを活用ください」、湯沢町「平標山」、にいがた観光ナビ「仙ノ倉山・毛渡沢登山口/平標登山口」
季節ごとの平標山・仙ノ倉山

雪解け〜6月:ハクサンイチゲのお花畑
平標山の家によると、上越国境は日本有数の豪雪地帯で、小屋のあたりで4mほど雪が積もります。雪が解け始めるとオウレンやナエバキスミレ、アズマシャクナゲなどが咲き始め、6月には平標山から仙ノ倉山へ向かう斜面でハクサンイチゲ、ハクサンコザクラ、チングルマが一面に広がります。お花の見ごろは梅雨の時期と重なるので、雨具は必ず持っていきます。

7月〜8月:ニッコウキスゲ、シモツケソウ、キンコウカ
夏になると、ニッコウキスゲやクルマユリなどが咲きます。7月下旬から8月頭は、松手山方面の斜面でシモツケソウやハクサンフウロが見ごろです。湯沢町によると、8月初旬には山頂周辺でキンコウカがじゅうたんのように咲きます。平標山の家は、お盆のころまでどこかで何かしらの花が咲いていると紹介しています。
9月下旬〜10月:稜線から始まる紅葉
お盆を過ぎると草の色が変わり始め、9月下旬ごろから稜線で紅葉が始まります。笹原の中にツツジやモミジの赤が浮かび、10月中旬ごろには紅葉が山の家の高さまで下りてきます。
10月下旬〜11月:小屋じまいのあと
平標山の家によると、10月に入ると天候の悪いときには雪がちらつくことがあります。2026年の山の家の営業は10月24日(土)で終わりました。
小屋じまいのあとも、営業期間外は避難小屋を休憩や宿泊に使えます。避難小屋には冬季入口からはしごで入り、中のトイレを使えます。水は小屋の脇に置かれます。ただし、山の家の人はいないので、何かあったときに頼れる人が山の上にいないことを前提に計画します。湯沢町が示す平標山の登山適期は5月中旬から11月初旬までです。それより後は雪山の装備と経験が必要な山になります。
湯沢町の登山情報では、日没後は足元が見えにくくなり、道迷いや転倒の危険が高まるので、日が暮れてからの入山は控え、日没前に下山できるよう時間に余裕を持って行動するよう呼びかけています。日の短い晩秋は、周回をやめて平標山の往復にするなど、行程を短くする判断も大切です。
出典:平標山の家、平標山の家「やま案内」、湯沢町「登山情報」
平標山の家に泊まる場合

| 項目 | 内容(2026年) |
|---|---|
| 営業期間 | 4月29日(祝)〜10月24日(土) |
| 料金 | 1泊2食9,000円、夕食付き8,000円、朝食付き7,500円、寝具付き素泊まり6,500円 |
| 定員 | 12人。個室はなく相部屋 |
| 予約 | 電話のみ 090-7832-0316(8:30〜15:30) |
| 到着 | 13時から受付、16時までに到着 |
| 食事 | 夕食17:30、朝食5:30〜6:00 |
| 支払い | 現金のみ |
| テント | 予約不要、1人1,000円。張れるのは8張ほど |
| 避難小屋泊 | 予約不要、協力金2,000円 |
| その他 | 充電・乾燥室はなし。湧き水は無料 |
出典:平標山の家「宿泊・料金・売店」、みなかみ町「2026年 山小屋営業案内」PDF
土曜日や休前日は、7人以上の団体の予約を受けていません。テント場の料金は、6月の第2・第3土曜日だけ1人2,000円にテント1張あたり500円が加わります。寝袋のレンタルは1,000円です。キャンセル料はかかりませんが、2日前までに連絡するよう案内されています。谷川連峰では、指定の場所以外でのテント泊は禁止されています。
アクセス:車・駐車場・バス
車
平標山の家の案内では、関越自動車道の湯沢ICから約30分、月夜野ICから約45分です。新潟県の案内でも、湯沢ICから車で約30分とされています。登山口は国道17号沿いにあります。
駐車場
| 駐車場 | 台数 | 料金 | 問い合わせ |
|---|---|---|---|
| 平標登山口駐車場 | 約180台 | 普通車600円、バイク200円、マイクロバス1,000円、大型車2,000円 | 山鳥原公園 025-789-1666(8:30〜16:30) |
駐車場は湯沢町が管理する有料駐車場で、登山口にはトイレがあります。湯沢町は、駐車場の問い合わせ先の電話がつながりにくいこともあると案内しています。
出典:湯沢町「登山情報」、平標山の家「アクセス・ルート」、新潟県「南魚沼・湯沢の魅力 平標山」
バス(2026年10月10日〜11月8日のダイヤ)
JR上越新幹線の越後湯沢駅から、南越後観光バスの路線バス(湯沢〜三俣〜貝掛温泉〜浅貝〜西武クリスタル線)に乗り、平標登山口で降ります。乗車時間は約35分です。
| 湯沢駅前発 | 平標登山口着 | 平標登山口発 | 湯沢駅前着 |
|---|---|---|---|
| 5:35 | 6:09 | 6:25 | 7:03 |
| 8:20 | 8:54 | 9:30 | 10:08 |
| 9:40 | 10:14 | 10:50 | 11:28 |
| 11:50 | 12:24 | 13:00 | 13:38 |
| 13:10 | 13:44 | 14:20 | 14:58 |
| 15:30 | 16:04 | 16:55 | 17:33 |
| 17:15 | 17:49 | 18:25 | 19:03 |
| 18:40 | 19:14 | 19:42 | 20:20 |
土日祝日は、上の便に加えて湯沢駅前10:35発(平標登山口11:09着)と、平標登山口11:45発(湯沢駅前12:23着)が走ります。周回コースを日帰りで歩くなら、湯沢駅前5:35発の始発に乗ると、平標登山口に6時9分に着きます。約7時間30分の歩行時間に休憩を加えても、夕方の便に間に合わせやすい時刻です。
11月9日以降のダイヤは、南越後観光バスの発表を見てください。
出典:南越後観光バス「湯沢〜西武クリスタル線 時刻表(平日)」PDF、南越後観光バス「湯沢〜西武クリスタル線 時刻表(土日祝)」PDF、南越後観光バス
登山届
湯沢町は登山計画書の提出を呼びかけていて、スマートフォンやパソコンから登山計画書を出せる「コンパス」も紹介しています。家族や知人にも、どのコースをいつ歩き、何時ごろに下山する予定かを伝えておきます。下山したら、届け出た先に下山の連絡をすることも忘れないようにします。
出典:湯沢町「登山情報」
季節ごとの装備
| 装備 | 6月〜9月 | 10月〜11月初旬 |
|---|---|---|
| 靴 | 登山靴 | 登山靴(防水性のあるもの) |
| 雨・風 | 上下に分かれた雨具(梅雨どきは必須) | 雨具を防風着としても使う |
| 防寒 | 薄手のフリースなど | ダウンなどの防寒着、保温手袋と予備、ニット帽 |
| 滑り止め | なくてもよいことが多い | 凍結や雪に備えて軽アイゼンを持つ |
| 水・食料 | 夏は多めに。平標山の家の湧き水も使える | 保温ボトルの温かい飲み物と行動食 |
| その他 | 日差し対策の帽子、地図、ヘッドライト | ヘッドライトと予備電池、地図 |
森林限界の上を長く歩くこのコースでは、稜線に出てからの風への備えが大切です。晩秋の装備は、それぞれ次の記事で詳しく解説しています。
- 手袋:「晩秋の登山の手袋」
- 帽子とネックウォーマー:「晩秋の登山の帽子とネックウォーマー」
- 防寒着:「晩秋の山の防寒着の選び方」
- 保温ボトル:「晩秋の山は「お湯」を持っていく」
- 日没とヘッドライト:「晩秋の登山は日没に注意」
- 軽アイゼン:「晩秋の凍った登山道と軽アイゼン」
- 山小屋やトイレの営業終了:「晩秋は山の施設が閉まる」
熊について
平標山の家によると、平標山・仙ノ倉山一帯はツキノワグマの暮らす地域です。クマの行動範囲は25〜100平方キロメートルと広く、登山者はクマの暮らす場所に入っていくことになります。クマは基本的には人を避ける動物だと説明されていますが、出会わない工夫は欠かせません。
それでも、見通しの悪い樹林帯や林道では出会い頭にならないよう、鈴やラジオなどで音を出しながら歩きます。食べ物やごみは必ず持ち帰ります。
出典:平標山の家「やま案内」
近くの山
平標山の西には、国道17号をはさんで湿原の広がる苗場山があります。祓川コースや山頂の様子は「苗場山 登山ガイド」にまとめています。仙ノ倉山から東へ続く上越国境の稜線の先にある谷川岳は、「谷川岳 登山ガイド」で解説しています。同じ南魚沼の上越国境には、巻機山もあります(「巻機山 登山ガイド」)。
よくある質問
平標山・仙ノ倉山は日帰りできますか?
できます。新潟県の案内では、松手山・平標山・仙ノ倉山・平標山の家・平元新道を巡る周回で歩行時間は約7時間30分です。休憩を加えると8時間を超えるので、早朝に出発します。バスなら湯沢駅前5:35発の始発を使うと時間に余裕ができます。体力に不安がある場合は、平標山までにして、仙ノ倉山の往復(約2時間)を省くこともできます。
平標山だけでも楽しめますか?
楽しめます。湯沢町は平標山を初級者向けの日帰りコース、歩行時間約6時間と紹介しています。平標山の山頂周辺にもお花畑が広がっていて、高山の雰囲気を味わえます。
水場はありますか?
平標山の家に湧き水があり、無料で汲めます。営業期間外は、水は小屋の脇に置かれます。公式の案内で紹介されている水場は山の家なので、松手山コースから登る場合は、平標山の家に着くまでに必要な水を登山口から持っていきます。
11月に登れますか?
湯沢町が示す登山適期は11月初旬までです。平標山の家は営業を終えていて、10月でも天候の悪い日には雪が降ることがあります。11月に計画する場合は、凍結や雪に備えた装備を持ち、日没までに下山できる短い行程にします。冬山の装備と経験がない場合は、翌年の6月以降に計画します。
テント泊はできますか?
平標山の家のテント場を使えます。予約は不要で、1人1,000円、張れるのは8張ほどです。谷川連峰では指定の場所以外でのテント泊は禁止されています。
参考リンク
執筆・確認
山日記編集部
実際の山行記録や公的機関・自治体の最新情報をもとに、登山ルート・装備・安全対策をわかりやすく整理して発信しています。 登山道・交通・施設情報は変わるため、記事公開後も必要に応じて更新し、最新確認先も案内しています。