
写真:Σ64, Wikimedia Commons(CC BY-SA 3.0)/大菩薩峠から見た御前山(左)と大岳山(右)
御前山 登山ガイド|奥多摩湖から山頂へ、境橋への下山と栃寄沢の通行止め、4月のカタクリと奥多摩三山の展望【2026年】
東京都奥多摩町・檜原村の御前山(1,405m)は、大岳山・三頭山とともに奥多摩三山に数えられる山です。奥多摩町は奥多摩湖バス停から山頂を経て境橋バス停へ下るコースを約9.2km・約7時間と案内しています。2026年9月11日から奥多摩湖〜山頂が「通行注意」、栃寄沢沿いの道は通行止めです。登山道の状況、アクセス、4月のカタクリを奥多摩町・奥多摩ビジターセンター・奥多摩都民の森の公式情報をもとにまとめました。
目次
御前山(ごぜんやま)は、東京都西多摩郡の奥多摩町と檜原村にまたがる標高1,405mの山です。大岳山・三頭山とともに「奥多摩三山」のひとつに数えられています。奥多摩町は、山頂はほぼ360度の視界が開け、八ヶ岳や南アルプスも眺められると紹介しています。
御前山の北斜面82.4ヘクタールは、東京都の「奥多摩都民の森(体験の森)」になっています。
まず結論:御前山を登る前に知っておきたいこと
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 標高 | 1,405m |
| 代表的なコース | 奥多摩湖バス停 → 御前山 → 境橋バス停。約9.2km・約7時間(奥多摩町) |
| 登山道の状況 | 奥多摩湖〜山頂:通行注意(ダム堰堤付近が崩落の恐れ、2026年9月11日から) |
| 通行止め | トチノキ広場から栃寄沢区間(木橋崩落、2019年7月21日から)。トチノキ広場〜境橋は林道を利用 |
| 通行可 | 山頂から境橋、湯久保尾根 |
| 花 | カタクリ 4月中旬〜下旬(奥多摩町) |
| クマ | 体験の森はツキノワグマの生息区域内 |
出典:奥多摩町 観光パンフレット、奥多摩ビジターセンター「奥多摩 登山道・道路状況一覧」(2026年10月2日時点)、奥多摩都民の森 ハザードマップ(2026年9月15日現在)
御前山の基本データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 標高 | 1,405m |
| 所在地 | 東京都西多摩郡奥多摩町・檜原村 |
| 奥多摩三山 | 三頭山(1,531m)、御前山(1,405m)、大岳山(1,266.5m) |
| 周辺の施設 | 避難小屋(標高1,330m)、栃寄森の家(標高650m、奥多摩都民の森の管理施設) |
| 前衛峰 | 惣岳山(1,335m) |
出典:奥多摩都民の森「登山装備(春夏編)」、奥多摩都民の森 ハザードマップ

コース
奥多摩湖から登り、境橋へ下る(約9.2km・約7時間)
奥多摩町が案内している代表的なコースです。奥多摩湖バス停から登り、山頂を経て境橋バス停へ下ります。奥多摩町は、御前山へは奥多摩湖から登ると紹介しています。
- 奥多摩湖〜山頂:2026年9月11日から、ダム堰堤付近が崩落の恐れがあるとして「通行注意」になっています。
- 山頂〜境橋:通行可です。ただし、トチノキ広場から栃寄沢沿いの区間は木橋崩落のため通行止めなので、トチノキ広場〜境橋は林道を使います。奥多摩都民の森も、栃寄集落を通る林道への迂回を呼びかけています。
奥多摩町は、御前山は山頂付近も木に覆われているので、道標を確認して登るよう案内しています。
湯久保尾根
奥多摩ビジターセンターの一覧では、湯久保尾根は「通行可」です。
出典:奥多摩町 観光パンフレット、奥多摩町「御前山・三頭山(登山)」、奥多摩ビジターセンター「奥多摩 登山道・道路状況一覧」、奥多摩都民の森 ハザードマップ

アクセス
- 電車とバス:JR青梅線の奥多摩駅から、奥多摩湖方面のバスを使います。奥多摩都民の森の案内では、奥多摩駅から奥多摩湖方面のバスで約10分の「境橋」で降り、栃寄森の家まで徒歩約45分です。
- 車:奥多摩都民の森の案内では、中央自動車道・八王子ICから国道411号線を奥多摩湖方面へ約45km(約100分)、圏央道・青梅ICまたは日の出ICから約60分です。
出典:奥多摩都民の森「アクセス」、奥多摩都民の森 ハザードマップ
見どころ
- 山頂の展望:奥多摩町は、山頂はほぼ360度の視界が開け、八ヶ岳や南アルプスも眺められ、登山道からの見晴らしもよいと紹介しています。奥多摩都民の森のハザードマップでは、惣岳山付近は石尾根方面・川乗山方面の展望がよいとされています。
- カタクリ:奥多摩町は、奥多摩に数か所ある生息地のなかで最も人気があるのが御前山で、4月中旬から下旬にピンクの花を咲かせると紹介しています。
出典:奥多摩町 観光パンフレット、奥多摩都民の森 ハザードマップ

注意点
- 最新の登山道情報:奥多摩湖〜山頂の「通行注意」、栃寄沢の通行止めは、出かける前に奥多摩ビジターセンターの一覧で確認しましょう。ビジターセンターは、詳細は問い合わせるよう案内しています。
- 気温と天候:奥多摩都民の森は、体験の森(標高約800〜1,400m)は都心より5〜8度気温が低く、春でも雪が残ることがあり、急に霧や雨が出ることがあるとしています(→「晩秋の山の防寒着の選び方」)。
- クマ:体験の森はツキノワグマの生息区域内です。奥多摩都民の森は、鈴やラジオなど音の出るものを身につけるよう呼びかけています。
- 装備:奥多摩町のパンフレットは、雨具・ヘッドランプ・熊鈴などの装備を挙げています。約7時間のコースなので、日没が早い季節はライトを必ず持ちましょう(→「秋の日没とヘッドライト」)。
出典:奥多摩ビジターセンター「奥多摩 登山道・道路状況一覧」、奥多摩都民の森 ハザードマップ、奥多摩町 観光パンフレット
よくある質問
御前山の所要時間は?
奥多摩町は、奥多摩湖バス停から御前山を経て境橋バス停へ下るコースを約9.2km・約7時間と案内しています。所要時間は個人差があり、目安です。
奥多摩湖から登れますか?
2026年10月2日時点の奥多摩ビジターセンターの一覧では、奥多摩湖〜山頂は「通行注意」(ダム堰堤付近が崩落の恐れ、2026年9月11日から)です。出かける前に最新の状況を確認してください。
カタクリの見頃は?
奥多摩町の案内では4月中旬から下旬です。
参考リンク
執筆・確認
山日記編集部
実際の山行記録や公的機関・自治体の最新情報をもとに、登山ルート・装備・安全対策をわかりやすく整理して発信しています。 登山道・交通・施設情報は変わるため、記事公開後も必要に応じて更新し、最新確認先も案内しています。
