
写真:Miaow Miaow, Wikimedia Commons(Public domain)
ヤマレコとは?登山者必携アプリの使い方・いまここ機能・ルート計画を解説
登山記録の共有から、リアルタイム位置共有「いまここ」、他ユーザーのGPSルートを使った計画作成まで。ヤマレコの魅力と使い方を解説します。
目次
- ヤマレコとは
- アプリのダウンロード
- ヤマレコ(登山者向けメインアプリ)
- いまここ(家族・友人向け見守りアプリ)
- ヤマレコを使う主な理由
- ① いまここ機能が決め手
- ② 他ユーザーのルートを計画に流用できる
- ③ コンパスへの登山届を自動で提出できる
- 主な機能一覧
- いまここの使い方
- 登山者側の操作
- 見守り側の操作
- 注意点
- 他ユーザーのルートを使った計画の作り方
- STEP 1:行きたい山を検索
- STEP 2:参考にしたい記録を選ぶ
- STEP 3:ルートを「計画にコピー」
- STEP 4:カスタマイズして完成
- STEP 5:ダウンロードして持参
- 無料 vs プレミアム(有料)の違い
- YAMAPとの比較
- こんな人におすすめ
- まとめ
- 公式リンクまとめ
- 関連記事
ヤマレコとは
ヤマレコ(YAMARECO)は、登山の記録を記録・共有できる日本最大級の登山SNS・アプリです。
公式サイト(yamareco.com)にてウェブサービスとして2005年10月にスタートし、現在はスマートフォンアプリ(iOS / Android)も提供しています。登山記録は600万件以上にのぼり、日本の登山者には欠かせないプラットフォームとなっています。
山行記録の共有だけでなく、GPSを使ったナビゲーション・ルート計画・リアルタイム位置共有など、安全登山を支える機能も充実しています。
筆者自身も実際にヤマレコを使って登山しており、記録を残すためだけでなく、登山前の計画、登山中の位置確認、家族への共有までまとめてできる点が継続利用の決め手になっています。

ヤマレコは、こうした山の景色を「記録として残す」だけでなく、登る前の計画作成や、登山中の安全確認にも役立つのが大きな特徴です。
アプリのダウンロード
ヤマレコには、登山者向けのメインアプリと、家族・友人向けの見守りアプリの2種類があります。
ヤマレコ(登山者向けメインアプリ)
いまここ(家族・友人向け見守りアプリ)
ヤマレコを使う主な理由
数ある登山アプリの中で、筆者が実際に使ったうえでヤマレコを選んでいる決め手は主に次の3つです。

① いまここ機能が決め手
登山中の最大のリスクのひとつは、「帰ってこなくても、誰も気づかない」ことです。単独行ではその不安は特に大きいです。
ヤマレコの「いまここ」機能は、登山中に自分の現在地を家族や友人にリアルタイムで共有できる仕組みです。ヤマレコアプリで登山を開始すると、5分に1回、現在地がヤマレコのサーバーに送られ、家族のスマホやPCから地図上で確認できます。
万が一の遭難・怪我のときも、「今どのあたりにいるか」を把握できるため、早期の救助要請につながります。
実際に使ってみると、単に便利というより家族に現在地を共有したまま歩ける安心感が大きいと感じます。単独行や、電車で日帰り登山に行くときほど価値を実感しやすい機能です。
② 他ユーザーのルートを計画に流用できる
ヤマレコには全国の登山者が投稿した600万件以上の山行記録と、実際に歩いたGPSログが蓄積されています。行きたい山を検索すると、過去に登った人のルート・タイム・写真・コメントが一覧で確認できます。さらに、そのGPSルートをそのまま自分の計画に取り込むことも可能です。
ガイドブックには載っていないマイナールートや、最新の状況(残雪・倒木・通行止めなど)も最近の記録から把握できます。
筆者としても、机上でゼロから計画を組むより、実際に歩かれた記録を土台にして調整できる点がかなり使いやすいと感じています。
③ コンパスへの登山届を自動で提出できる
もうひとつの決め手が、コンパス(登山届提出システム)への自動提出機能です。
登山届は安全の基本ですが、初心者ほど「あとで出そうと思って忘れる」ことが起こりがちです。ヤマレコでは計画作成の流れの中で登山届提出までつなげやすく、プレミアムではコンパス対応エリアへの登山届を自動提出できます。
筆者も、ルート計画と登山届提出が分断されていないのはかなり大きな利点だと感じています。アプリをまたいで入力し直す手間が減るので、結果として登山届を出し忘れにくくなります。
主な機能一覧
| 機能 | 内容 | 無料 | プレミアム |
|---|---|---|---|
| 山行記録の作成・公開 | 写真・コメント・GPSログを記録 | ✓ | ✓ |
| ルート検索・閲覧 | 他ユーザーの記録を検索 | ✓ | ✓ |
| GPSナビゲーション | 登山中のオフラインナビ | ✓ | ✓ |
| いまここ | リアルタイム位置共有 | ✓ | ✓ |
| ルート計画の作成 | 他の記録を参考にルート作成 | ✓ | ✓ |
| 地図のダウンロード(オフライン) | アプリに同時2枚まで保存可 | 2枚まで | 無制限 |
| GPXファイルのダウンロード | ルートデータをエクスポート | ✗ | ✓ |
| 山コンシェル | おすすめルートの提案 | ✗ | ✓ |
| 広告非表示 | — | ✗ | ✓ |
いまここの使い方
いまここは登山者側(ヤマレコアプリ)と見守り側(いまここアプリまたはWeb)の2つの役割に分かれています。
詳しい使い方はいまここ公式ガイドを参照してください。

登山者側の操作
- ヤマレコアプリのメニューから「いまここ」を開く
- 「認証コードを送る」で、家族にLINEなどで認証コードを送信
- 登山開始を押す → 以降は自動で5分ごとに位置情報が更新される
見守り側の操作
家族のスマホに「いまここ」アプリをインストールし、受け取った認証コードを入力(またはQRコードを読み取る)だけで設定完了です。一度設定すれば、以降は登山のたびに自動で通知が届きます。
注意点
- 圏外では位置情報が更新されないが、電波が届いた瞬間にまとめて過去の位置情報が送られる
- 表示される位置情報は1週間分のみ保持される
- 機内モードはOFFにしておくこと(圏外でも機内モードにするとデータが送れない)
他ユーザーのルートを使った計画の作り方
STEP 1:行きたい山を検索
ヤマレコのWebサイトまたはアプリから山名・エリアで検索します。
STEP 2:参考にしたい記録を選ぶ
似たような季節・体力・目的(日帰り・テント泊など)の記録を探します。写真・コースタイム・獲得標高などを比較しながら選びましょう。
STEP 3:ルートを「計画にコピー」
記録ページの「この記録を参考に計画を作成」ボタンを押すと、そのGPSルートが自分の計画にコピーされます。
STEP 4:カスタマイズして完成
出発地・目的地・立ち寄りポイントを追加・修正し、自分の計画として保存します。コースタイムも自動計算されます。
STEP 5:ダウンロードして持参
計画したルートをアプリにダウンロードすれば、オフライン環境でもナビゲーションとして使えます。
無料 vs プレミアム(有料)の違い
プレミアムプランの料金は年額4,900円(月払いの場合は月額780円)です(2026年4月現在)。容量プランは20GB・100GB・300GBから選べます。
詳細・申し込みはプレミアムプラン公式ページで確認してください。
プレミアムで追加される主な機能:
- 地図のオフラインダウンロード無制限(無料は同時2枚まで)
- GPXファイルのダウンロード(他アプリへの転送に便利)
- 広告の非表示
- 山コンシェル(おすすめルートの自動提案)
- コンパスへの登山届提出(提携自治体への電子届出)
日帰り登山メインの方は無料版でも十分使用できます。テント泊・縦走・頻繁に新しいエリアへ行く方はプレミアムが快適です。特にコンパスへの登山届自動提出を使いたい人にとっては、プレミアムのメリットはわかりやすいです。
YAMAPとの比較
登山アプリの代表格「YAMAP」との比較です。
| 項目 | ヤマレコ | YAMAP |
|---|---|---|
| 記録数 | 約600万件以上 | 約600万件以上 |
| GPSナビ | ✓ | ✓ |
| リアルタイム位置共有 | いまここ | みまもり機能 |
| 他ユーザーのルート流用 | ✓(使いやすい) | △(制限あり) |
| GPXダウンロード | プレミアム限定 | プレミアム限定 |
| 地図品質 | 国土地理院+独自(らくルート) | 独自地図 |
| 料金(有料版・年額) | 4,900円〜 | 5,700円 |
| Apple Watch対応 | ✓ | ✓ |
ヤマレコは特にルートの豊富さ・記録の詳細度に強みがあります。整備されていない道でも「みんなの足跡」機能でルートを確認でき、バリエーション登山やトレランをする方に特に重宝されます。
こんな人におすすめ
- これから登山を始める初心者(人気山の記録が豊富で参考になる)
- 単独登山が多い方(いまここで家族を安心させられる)
- マイナールートや藪漕ぎなど情報が少ない山に行く方
- テント泊・縦走など長期山行を計画する方
- GPSログを詳細に残したい方
まとめ
- ヤマレコは2005年スタートの日本最大級の登山記録プラットフォーム。記録600万件以上
- 筆者が実際に使っていて、いまここ・ルート計画・登山届提出まで一連でつながる点が継続利用の決め手
- いまここ機能で5分ごとにリアルタイム位置共有 → 家族の安心・遭難時の早期発見に直結
- 他ユーザーのGPSルートをそのまま計画に流用でき、ルート作成が格段に楽
- プレミアム(年額4,900円〜)ではコンパスへの登山届自動提出や地図ダウンロード無制限、GPX出力が使える
登山の安全対策として、ヤマレコのいまここ機能は今すぐ始められる最も手軽な一歩です。
公式リンクまとめ
- ヤマレコ 公式サイト
- ヤマレコアプリ(App Store)
- ヤマレコアプリ(Google Play)
- いまここアプリ(App Store)
- いまここアプリ(Google Play)
- いまここ 使い方ガイド
- プレミアムプラン 詳細・申し込み
- ヤマレコ 使い方ガイド(FAQ)
記載の料金・機能は2026年4月時点の情報です。最新情報は公式サイトでご確認ください。
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最終更新: 2026年4月13日 02:20
執筆・確認
山日記運営者
関東在住の登山愛好家。実際の山行記録と公式情報をもとに、登山ルート・装備・安全対策を整理しています。 登山道・交通・施設情報は変わるため、記事公開後も必要に応じて更新し、最新確認先も案内しています。
