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奥茶臼山 登山ガイド|しらびそ峠・尾高山コースのグレーディングとアクセス・しらびそ高原情報【2026年】

Alpsdake, Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)/三伏峠方面から望む奥茶臼山

·⛰ 奥茶臼山

奥茶臼山 登山ガイド|しらびそ峠・尾高山コースのグレーディングとアクセス・しらびそ高原情報【2026年】

南アルプス(赤石山脈)西側の日本三百名山・奥茶臼山(標高2,474m)の登山ガイド。しらびそ峠登山口から前尾高山・尾高山を経由する往復コースの長野県山岳グレーディング(体力度4・技術度B)、コースタイム、原生林と倒木帯の注意点、しらびそ高原の宿泊・アクセス情報を整理します。

目次

  1. 奥茶臼山の概要
  2. 長野県山岳グレーディングとコース詳細
  3. しらびそ峠〜前尾高山〜尾高山〜奥茶臼山 往復コース(体力度4・技術度B)
  4. 拠点施設・トイレ・キャンプ場情報
  5. アクセス・道路規制の注意点
  6. 参考リンク

奥茶臼山の概要

奥茶臼山(おくちゃうすやま)は、長野県飯田市(旧上村)と下伊那郡大鹿村の境に位置する標高2,474m(長野県山岳グレーディング一覧表表記2,473m)の山です。南アルプス(赤石山脈)主稜線の西側に並行する伊那山脈の最高峰であり、日本三百名山および信州百名山に選定されています。

「アルプス展望台」と呼ばれる標高約1,900mのしらびそ高原・しらびそ峠(標高1,833m)を起点に、シラビソやトウヒ、コメツガの亜高山帯原生林と苔むした尾根を辿って前尾高山(標高2,089m)・尾高山(標高2,212m)から奥茶臼山へと至る往復コースが歩かれています。コース上の展望地からは、北又沢(遠山川上流)の深い谷を隔てて聖岳・兎岳・中盛丸山・大沢岳・赤石岳・荒川三山・塩見岳といった南アルプス3,000m級の主稜線を間近に望むことができます。

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長野県山岳グレーディングとコース詳細

長野県山岳グレーディング一覧表(2026年版)における奥茶臼山の公式グレーディングは以下の通りです。

ルート名称 体力度 技術的難易度 スタート地点(標高) 最高地点(標高) 終了地点(標高) 合計コースタイム ルート長 累積登り / 下り ルート定数
奥茶臼山(しらびそ峠) 4 B しらびそ峠(1,833m) 奥茶臼山(2,473m) しらびそ峠(1,833m) 8.1時間 14.8km 1,140m / 1,140m 31.0

長野県山岳グレーディングにおいて、体力度「4」は「1泊以上が適当(日帰りの場合は健脚・早朝出発が必要)」、技術的難易度「B」は「急な登下降がある、道が分かりにくい所がある(登山経験が必要、地図読み能力があることが望ましい)」レベルに分類されています。


しらびそ峠〜前尾高山〜尾高山〜奥茶臼山 往復コース(体力度4・技術度B)

しらびそ峠登山口(標高1,833m)から北へ延びる尾根を辿り、前尾高山・尾高山・奥尾高山を経て奥茶臼山山頂を往復するコースです。

  • コースタイムと距離の目安:
    • しらびそ峠 ↔ 尾高山(ミニ登山区間): 遠山郷観光協会の公式案内では、しらびそ峠(1,833m)→(2.0km)→ 前尾高山(2,089m)→(1.5km)→ 尾高山(2,212m)が片道3.5km・往復約3時間(しらびそ高原「天の川」起点の場合は片道4.0km・往復約3時間30分)と案内されています。
    • 尾高山 ↔ 奥茶臼山(本格登山区間): 尾高山からさらに北へ奥尾高山・白樺尾根ノ頭(岩本山)を経て奥茶臼山までを往復すると、しらびそ峠発着で合計コースタイム8.1時間、往復距離14.8km、累積標高差1,140mとなります。
  • コースの特徴と注意点:
    • しらびそ峠〜尾高山: 前尾高山までは丸太階段などが整備された急坂を登り、シラビソ・トウヒの原生林と一面緑の苔に覆われた尾根を進みます。尾高山山頂付近からは谷を隔てて赤石岳などの雄姿を間近に望むことができます。
    • 尾高山〜奥茶臼山(倒木帯・ルートファインディング): 尾高山から先は登山者が少なくなり、鞍部への下りと複数の小ピークの登り返しが続きます。原生林内には倒木や笹薮、苔に覆われた不明瞭な箇所が点在し、帰路では支尾根へ迷い込みやすいため、ピンクテープの確認とともに地形図・コンパス・GPSアプリの携行が必須です。
    • 奥茶臼山山頂と展望地: 奥茶臼山山頂(標高2,474m)は樹林に囲まれた静かなピークですが、山頂手前のガレ場縁(展望地)からは塩見岳や赤石岳、中央アルプス方面の展望が開けます(崩壊地の縁には近づかないよう注意が必要です)。
    • 山小屋・水場なし: しらびそ峠から奥茶臼山までのルート上には山小屋、避難小屋、水場、トイレが一切ありません。往復8時間を超える長丁場となるため、しらびそ高原での前泊または早朝出発が推奨されます。

拠点施設・トイレ・キャンプ場情報

登山口近くの「しらびそ高原」(標高約1,900m)には宿泊施設・オートキャンプ場・トイレが整備されています。

施設名 位置・標高 設備・営業情報(遠山郷観光協会公式)
しらびそ峠登山口 標高1,833m(しらびそ高原の北約500m) 長野県指定登山口(登山ポスト設置)。駐車スペースあり
しらびそ高原 天の川 標高約1,900m(飯田市上村979-53) 宿泊・レストラン・売店(収容90名、水曜定休、冬期12月〜3月休館、TEL 050-3583-2302)。日帰り入浴・トイレ利用可能
しらびそ高原 山岳オートキャンプ場 標高約1,900m(天の川隣接) 個別サイト15区画、炊事棟・トイレ完備(水曜定休、入浴は「天の川」を利用可能)

アクセス・道路規制の注意点

  • マイカー:
    • 三遠南信自動車道(飯喬道路)「喬木IC」または中央自動車道「飯田山本IC」から国道152号・矢筈トンネルを経由し、南アルプスエコーライン等で「しらびそ高原・しらびそ峠」へアクセスします。
  • 林道・市道の通行規制に関する注意:
    • 地蔵峠(大鹿村側)の通り抜け不可: 遠山郷観光協会の公式案内により、「当面の間、大鹿村から地蔵峠(蛇洞沢林道)の通り抜けはできません」と告知されています。大鹿村側から地蔵峠経由でしらびそ峠へ抜けることはできないため、必ず飯田市(上村・遠山郷)側からアクセスしてください。
    • また、しらびそ高原へ至る市道上村1号線(南アルプスエコーライン)や下栗方面の迂回路は、豪雨や法面崩落・冬季閉鎖(11月下旬〜4月中旬頃)による通行規制が行われることがあるため、出発前に飯田市または遠山郷観光協会の最新道路情報を確認してください。

参考リンク

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執筆・確認

山日記編集部

実際の山行記録や公的機関・自治体の最新情報をもとに、登山ルート・装備・安全対策をわかりやすく整理して発信しています。 登山道・交通・施設情報は変わるため、記事公開後も必要に応じて更新し、最新確認先も案内しています。

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