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越百山 登山ガイド|今朝沢橋コースのグレーディング・大桑村伊奈川林道通行止め情報と空木岳・南駒ヶ岳縦走【2026年】

Alpsdake, Wikimedia Commons(CC BY-SA 3.0)/仙涯嶺から望む越百山

·⛰ 越百山

越百山 登山ガイド|今朝沢橋コースのグレーディング・大桑村伊奈川林道通行止め情報と空木岳・南駒ヶ岳縦走【2026年】

中央アルプスの日本二百名山・越百山(標高2,613m)の登山ガイド。長野県山岳グレーディング(空木岳〜越百山周回:体力度7・技術度D)、2026年6月の伊奈川ダム上流法面崩落に伴う大桑村側全面通行止め・越百小屋休止情報、南駒ヶ岳・仙涯嶺を経由する主稜線縦走ルート、水場・避難小屋・アクセス情報を整理します。

目次

  1. 越百山の概要
  2. 2026年現在の大桑村側(伊奈川林道)通行止め・越百小屋休止情報
  3. 長野県山岳グレーディングとコース概要
  4. 1. 空木岳〜南駒ヶ岳〜仙涯嶺〜越百山 主稜線縦走コース(池山尾根発着)
  5. 2. 今朝沢橋・福栃橋〜越百小屋〜越百山コース(※2026年現在、法面崩落により通行止め)
  6. 山小屋・避難小屋・水場・トイレ情報
  7. アクセス・駐車場情報
  8. 参考リンク

越百山の概要

越百山(こすもやま)は、長野県木曽郡大桑村と上伊那郡飯島町の境に位置する標高2,613m(三角点2,613.2m・地理院地図表記2,614m)の山です。中央アルプス(木曽山脈)主稜線の南部に位置し、「百を越える山」の名が示す通り日本二百名山および信州百名山に選定されています。

山頂部は森林限界を超えたなだらかなハイマツ帯と花崗岩の砂礫が広がり、北に仙涯嶺(標高2,734m)・南駒ヶ岳(標高2,841m)・空木岳(標高2,864m)の中央アルプス主稜線、南に南越百山・奥念丈岳・安平路山へと続く深南部の稜線、西に御嶽山、東に伊那谷と南アルプス連峰を一望できます。長野県の指定登山口(登山計画書提出対象)には大桑村の「伊奈川ダム上登山口」が指定されていますが、2026年(令和8年)6月28日に発生した伊奈川ダム上流の法面崩落により、大桑村側の伊奈川専用林道は歩行者を含め全面通行止めとなっており、大桑村側からの入下山はできません。

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2026年現在の大桑村側(伊奈川林道)通行止め・越百小屋休止情報

大桑村公式サイトの「登山情報のお知らせ」(2026年8月5日更新)および「中央アルプス登山」ページにおいて、木曽谷(大桑村)側からのアプローチおよび山小屋・水場について以下の規制・状況が公表されています。

対象区間・施設 2026年の状況 公式発表の内容
伊奈川専用林道(伊奈川ダム上流) 全面通行止め(歩行者含む) 2026年(令和8年)6月28日に発生した伊奈川ダム上の法面崩落により、歩行者を含め全面通行止め(復旧の目途は未定)。大桑村側から越百山・南駒ヶ岳・空木岳への入山は不可
越百小屋 営業休止(再開未定) 越百山北西鞍部(標高約2,350m)の越百小屋は現在営業休止中(再開の目途立たず)
越百避難小屋 緊急避難目的のみ 越百小屋の隣に設置された避難小屋は、悪天候・怪我等の緊急避難目的のため、計画的な宿泊利用は控えるよう案内されている。横に循環型バイオトイレあり(使用済みペーパーは備え付けの箱へ廃棄)
越百小屋付近の水場 利用不可 パンフレット等に越百小屋付近の「水場」が記載されている場合があるが、現在は道が崩れているため利用不可

このように大桑村側(今朝沢橋・福栃橋)からの入下山および越百小屋での宿泊・水場利用ができないため、2026年現在は伊那谷側(駒ヶ根高原の池山尾根など)から空木岳・南駒ヶ岳・仙涯嶺を経由して往復する上級者向けの主稜線縦走計画に限られます。


長野県山岳グレーディングとコース概要

長野県山岳グレーディング一覧表(2026年版)に掲載されている越百山関連の公式グレーディング数値は以下の通りです。

ルート名称 体力度 技術的難易度 スタート地点(標高) 最高地点(標高) 終了地点(標高) 合計コースタイム ルート長 累積登り / 下り ルート定数
周 空木→越百(今朝沢橋) ※2026年現在通行止め 7 D 今朝沢橋(1,080m) 空木岳(2,864m) 今朝沢橋(1,080m) 17.7時間 25.0km 2,500m / 2,500m 65.8
周 空木岳・東川岳(駒ヶ根高原)<池山尾根> ※空木岳〜南駒ヶ岳〜越百山へ連絡 7 C 駒ヶ根高原(860m) 空木岳(2,864m) 駒ヶ根高原(860m) 16.0時間 22.8km 2,340m / 2,340m 60.5

長野県山岳グレーディングにおいて、技術的難易度「D」は「厳しい岩稜や不安定なガレ場、ハシゴ・鎖場、薮漕ぎ、道迷いしやすい箇所等があり、地図読み能力や岩場通過技術が必要」な上級者向けランクです。


1. 空木岳〜南駒ヶ岳〜仙涯嶺〜越百山 主稜線縦走コース(池山尾根発着)

大桑村側の伊奈川専用林道が全面通行止めとなっている現在、越百山へ到達するための主なルートは、駒ヶ根高原(池山尾根登山口)から空木岳へ登り、空木平避難小屋または駒峰ヒュッテをベースに、赤梛岳・南駒ヶ岳・仙涯嶺を越えて越百山を往復する主稜線縦走コースです。

  • コースの流れ: 駒ヶ根高原(池山尾根登山口)→ 池山小屋(水場)→ マセギ平 → 大地獄・小地獄 → 空木岳(2,864m・駒峰ヒュッテ)→ 赤梛岳(2,798m)→ 南駒ヶ岳(2,841m)→ 仙涯嶺(2,734m)→ 越百山(2,613m)
  • コースの特徴と注意点:
    • 南駒ヶ岳〜仙涯嶺〜越百山: 南駒ヶ岳から南へ下ると、中央アルプス主稜線でも屈指の急峻な花崗岩の岩峰である**仙涯嶺(せんがいれい・標高2,734m)**が立ちはだかります。鎖場・露岩・ガレ場の急なアップダウンやハイマツ帯の痩せ尾根が連続するため、岩稜通過の技術と十分な時間的余裕が必要です。
    • 水場・宿泊計画: 仙涯嶺の鞍部から越百山へ登り返すと、広々とした越百山山頂に到達します。越百小屋が休止中かつ小屋付近の水場が崩落により利用不可のため、空木岳側(池山小屋水場・駒峰ヒュッテ等)から往復分の飲料水を携行する必要があります。

2. 今朝沢橋・福栃橋〜越百小屋〜越百山コース(※2026年現在、法面崩落により通行止め)

木曽谷の大桑村・伊奈川ダム上流にある今朝沢橋(標高1,080m)から福栃橋(越百山登山口)を経て尾根を登り、下の水場(福栃平から約10分登った場所)・上の水場(越百小屋から約45分下山した沢・7合目付近)・越百小屋(標高約2,350m)を通って越百山へ至るコースです。

  • 2026年の通行規制: 大桑村公式サイトの発表の通り、2026年6月28日に発生した伊奈川ダム上流の法面崩落により、伊奈川専用林道は歩行者も含め全面通行止めとなっているため、復旧するまでこのコースは通行できません。また、伊那谷側の飯島町・与田切川源流(越百川)方面からのバリエーション的な遡行・尾根ルートも一般登山道としては整備されていません。

山小屋・避難小屋・水場・トイレ情報

施設名 位置・特徴 水場・トイレ・備考
越百小屋 越百山北西鞍部(標高約2,350m) 営業休止中(再開未定)。大桑村公式発表により、小屋付近の水場も道崩落のため利用不可
越百避難小屋 越百小屋隣(標高約2,350m) 悪天候・怪我等の緊急避難目的(計画的な宿泊利用は不可)。横に循環型バイオトイレあり(使用済みペーパーは備え付けの箱へ廃棄)
摺鉢窪避難小屋 南駒ヶ岳北東の摺鉢窪カール内 無人避難小屋(緊急避難用)
駒峰ヒュッテ 空木岳山頂直下(標高約2,800m) 夏季〜秋季営業(完全予約制)。幕営指定地なし

アクセス・駐車場情報

  • 駒ヶ根高原(池山尾根側・通行可能):
    • マイカー: 中央自動車道「駒ヶ根IC」から約3分。菅の台バスセンター周辺に有料駐車場(普通車約300台)あり。
    • 公共交通機関: JR飯田線「駒ヶ根駅」から中央アルプス駒ヶ岳ロープウェイ行き路線バスに乗車し、「菅の台バスセンター」下車(約15分)。
  • 大桑村・伊奈川ダム側(※2026年現在、伊奈川専用林道通行止めにより入山不可):
    • 国道19号(大桑村須原・伊奈川橋付近)から伊奈川沿いの林道へ入るルートですが、2026年6月28日の法面崩落により伊奈川専用林道は歩行者を含め全面通行止めとなっており入山できません(問い合わせ先:大桑村役場 産業振興課 商工観光係 TEL 0264-55-3080)。

参考リンク

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執筆・確認

山日記編集部

実際の山行記録や公的機関・自治体の最新情報をもとに、登山ルート・装備・安全対策をわかりやすく整理して発信しています。 登山道・交通・施設情報は変わるため、記事公開後も必要に応じて更新し、最新確認先も案内しています。

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