山日記山日記
金山(頸城山塊)登山ガイド|金山登山口〜天狗原山〜神の田圃コースのグレーディングと幕営禁止ルール【2026年】

Alpsdake, Wikimedia Commons(CC BY-SA 3.0)/雨飾山から望む金山と焼山

·⛰ 金山

金山(頸城山塊)登山ガイド|金山登山口〜天狗原山〜神の田圃コースのグレーディングと幕営禁止ルール【2026年】

妙高戸隠連山国立公園・頸城山塊の信州百名山、金山(標高2,245m)の登山ガイド。長野県山岳グレーディング(体力度3・技術度C)、小谷温泉奥の金山登山口からブナタテ尾根・天狗原山・神の田圃(池塘・高山植物群落)を経由するコース詳細、頸城山塊の幕営禁止ルールとアクセスを整理します。

目次

  1. 金山(頸城山塊)の概要
  2. 長野県山岳グレーディングとコース詳細
  3. 1. 金山登山口〜天狗原山〜神の田圃〜金山 往復コース(体力度3・技術度C)
  4. 2. 金山〜雨飾山(笹平)縦走コースについて
  5. 幕営禁止ルール・山小屋・トイレ・水場情報
  6. アクセス・駐車場情報
  7. 参考リンク

金山(頸城山塊)の概要

金山(かなやま)は、長野県北安曇郡小谷村と新潟県妙高市・糸魚川市の境に位置する標高2,245mの山です。妙高戸隠連山国立公園(頸城山塊)の中央部にそびえ、西隣の日本百名山・雨飾山(標高1,963m)と東の新潟焼山(標高2,400m)・火打山(標高2,462m)を結ぶ主稜線上の最高峰として、信州百名山に選定されています。

南西の天狗原山(てんぐばらやま・標高2,197m)から金山にかけての稜線上には、雪田と池塘が点在する高層湿原「神の田圃(かみのたんぼ)」が広がり、小谷村観光公式サイトによれば初夏から夏にかけてシラネアオイ、キヌガサソウ、ハクサンコザクラ、チングルマなどの高山植物の大群落が見られます。なお、雨飾山・天狗原山・金山などの頸城山塊にはキャンプ指定地がなく、国立公園の自然保護のため緊急時以外の幕営(テント泊)は固く禁じられています。

おすすめ情報を読み込み中...

長野県山岳グレーディングとコース詳細

長野県山岳グレーディング一覧表(2026年版)および小谷村観光公式サイトに掲載されている金山(金山登山口)コースの公式数値は以下の通りです。

ルート名称 体力度 技術的難易度 スタート地点(標高) 最高地点(標高) 終了地点(標高) 合計コースタイム ルート長 累積登り / 下り ルート定数
金山(金山登山口)[長野県 #105] 3 C 金山登山口(1,230m) 金山(2,245m) 金山登山口(1,230m) 8.1時間 10.3km 1,150m / 1,150m 29.9

1. 金山登山口〜天狗原山〜神の田圃〜金山 往復コース(体力度3・技術度C)

小谷温泉の奥(雨飾高原キャンプ場のさらに上部)にある「金山登山口(標高1,230m)」から、急峻なブナタテ尾根を登って天狗原山(2,197m)へ達し、池塘と高山植物が広がる「神の田圃」を通って金山(2,245m)を往復するメインコースです。

  • 小谷村観光公式の区間コースタイム目安:
    • 登り(合計約4時間50分): 金山登山口(1,230m)→[約170分]→ P1,949 →[約80分]→ 天狗原山(2,197m)→[約40分]→ 金山(2,245m)
    • 下り(合計約3時間15分): 金山(2,245m)→[約40分]→ 天狗原山(2,197m)→[約50分]→ P1,949 →[約105分]→ 金山登山口(1,230m)
  • 区間ごとの特徴と注意点:
    • 金山登山口〜P1,949(ブナタテ尾根の急登・ガレ場): 登山口からブナの巨木林の中の急坂(ブナタテ尾根)を登ります。中間部には崩壊地の縁を通過するガレ場・ザレ場や鎖・ロープが設置された岩場があり、長野県グレーディングでも技術度「C」と評価されているため、浮石や滑落に十分注意が必要です。
    • P1,949〜天狗原山(2,197m): ダケカンバやオオシラビソの樹林と急斜面を登り上げ、7月〜8月でも残雪が残る雪田脇を通過して稜線上の**天狗原山(2,197m)**に出ます。ここからは雨飾山や北アルプス後立山連峰の展望が大きく開けます。
    • 天狗原山〜神の田圃〜金山(2,245m): 天狗原山から金山へ向かうなだらかな稜線上には、池塘が点在する湿原神の田圃とキヌガサソウ・シラネアオイ・ハクサンコザクラのお花畑が広がります。湿原の先に位置する**金山山頂(2,245m)**からは、東に噴煙を上げる新潟焼山と火打山、西に雨飾山、南西に北アルプスを一望できます。

2. 金山〜雨飾山(笹平)縦走コースについて

金山山頂から西のシゲクラ尾根・大曲・笹平を経て日本百名山の雨飾山(標高1,963m)および雨飾高原キャンプ場登山口へ縦走するルートもあります。ただし距離・行動時間が長く(約9〜11時間)、金山〜笹平間はアップダウンやハシゴ・ロープのある急斜面、背丈の高い笹や残雪期のルートファインディングを伴う健脚・経験者向けコースとなります。


幕営禁止ルール・山小屋・トイレ・水場情報

項目 公式ルール・設備状況
幕営(テント泊)禁止 小谷村観光連盟の公式案内の通り、雨飾山・天狗原山・金山などの頸城山塊にはキャンプ指定地はなく、緊急時以外の幕営は固く禁止されている
山小屋・避難小屋 金山〜天狗原山〜雨飾山のコース上に営業山小屋・避難小屋はなし(日帰り行動が必須)
トイレ・水場 金山登山口にはトイレ・水場ともにないため、手前の「雨飾高原キャンプ場」または「小谷温泉」付近の公衆トイレを利用し、携帯トイレと十分な飲料水を持参すること

アクセス・駐車場情報

  • マイカーでのアクセス:
    • 長野自動車道「安曇野IC」または上信越自動車道「長野IC」「糸魚川IC」から国道148号「中土駅」付近で県道114号へ入り、小谷温泉・雨飾高原キャンプ場を通過してさらに林道を登ると「金山登山口」に到着します(全線舗装)。
    • 駐車場: 金山登山口の上・下駐車スペース合わせて約10台(無料)。台数が少ないため、満車時や雨飾山縦走時は手前の雨飾高原キャンプ場前駐車場(トイレ・水場あり、金山登山口まで徒歩約45〜60分)を利用します。
  • 公共交通機関:
    • JR大糸線「南小谷駅」から小谷村営バス(小谷線)で「雨飾高原(または小谷温泉山田旅館)」バス停下車、そこから金山登山口までは徒歩(約1時間〜1時間15分)またはタクシー利用。

参考リンク

おすすめ情報を読み込み中...

執筆・確認

山日記編集部

実際の山行記録や公的機関・自治体の最新情報をもとに、登山ルート・装備・安全対策をわかりやすく整理して発信しています。 登山道・交通・施設情報は変わるため、記事公開後も必要に応じて更新し、最新確認先も案内しています。

このブログについて / 運営方針 / 誤りの連絡